内容説明
あの世から帰還したヴェルたちの反撃の狼煙……の準備が進む。
修行により魔法の強化が格段に上がったとはいえ、マナが薄いことに変わりはなく、いきなりの直接対決はやはり分が悪い。そこで、まずは教会本部に逃げ込んだ非戦闘員の救出と援軍、次いでゾヌターク共和国と交渉しオットーたちの件で賠償は求めないかわりに、王城攻略で必要となる魔力の提供を求めるなどして、ヴェルは着々と外堀を埋めていった。
そんな中、オットーのサポーター会員たちがヴェル暗殺に乗り出すが、これが逆効果となった。その結果、オットーたちはゾヌターク共和国での後方拠点並びに支援を失い、王国内で孤立する羽目になるのだった……。
いよいよ始まる王都奪還作戦! 頭角を現し始めた魔王様の活躍にも注目の第二十七幕!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
こも 零細企業営業
16
魔族の国で反政府的な活動をしていたオットー達が起こした騒動が決着。国王を昏睡させて、国王をおバカな侯爵に継がせようとしたら、公爵が底抜けにおバカだった。さらにそれを知った魔族の国のオットーをサポートしていた人達が、民主共和制にしないで国王を取り替えただけだと知って"所詮、お前も権力者と同じ穴の狢'だと言われて大量離脱してしまった。それでも王城を占拠しているオットー達は、包囲している王国軍を入れないために、世界中から集めている魔力を利用して強固な魔力バリアを展開して籠城。それに対して王国軍は突入部隊を編成。2022/12/23
菊地
3
長々と引っ張った割にあっさり終わった。やはり敵のメンタリティが小物過ぎた。2023/08/20
fap
3
あっさりと決着がつく。 修行が間違っていなかったということだが小説としてはどうだろう。 頭脳戦になるわけでもなく、戦っている最中に閃くわけでもなく。 結局みんな脳筋なんだね。 そうそう、体高50メートルのゴーレムを10人で100メートルの高さに 持ち上げたんですって。 ふーんすごいですね。 2023/03/12
Masanori Makino
3
某マンガの精神と時の部屋かよ! とツッコミどころ満載。 シリーズを惰性で読んでしまっているが、巻を重ねるごとにつまらなくなっていく印象。2023/03/08