内容説明
『信長の軍師』シリーズの著者が贈る江戸黎明期の騒然捕物帳!
病に臥せった勘兵衛。
錠前外しの天才盗賊と知恵比べの勝負に出る。
興奮の“鬼勘”犯科帳!
米津勘兵衛が高熱に倒れた。奉行所は箱口令を敷くが、鬼の霍乱を嘲笑うように妙な盗賊が現れた。
警備厳重な商家を狙い、千両あっても十両だけ盗む。まるで己の錠前外しの腕を誇示しているようだった。庶民は賊が入ると店が繁盛すると囃し立てた。
その賊があっさりと捕まった。ところが翌日も同様の事件が。
戸惑う配下たち。だが勘兵衛は回復するや、仰天の策を打つ。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ぶんぶん
18
【図書館】米津勘兵衛シリーズ、第9弾! ますます、貫録を付けて来た勘兵衛、今回は何千両あっても十両しか取らない泥棒に眼を付ける。 この泥棒、元錠前師が鍵を開けるというスリルを楽しんでいる事が判明、こいつを叩き直して密偵にという勘兵衛の企み、果たして、どうなるか・・・相変わらず豆知識が所々に現れるが、歴史小説の書き手としての意地みたいな処でしょうか(笑) エピソードが何遍もあるが、終幕は次巻に続くようです。 初めての事だな、次巻が楽しみである。2023/12/14
須那 雄太郎
1
津山市立図書館2025/10/14
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