祥伝社文庫 初代北町奉行 米津勘兵衛〈五〉 臥月の竜

著者名：岩室忍

祥伝社（2022/03発売）

• ISBN：9784396347826

内容説明

家康が直々に初代北町奉行に任じた男を描く、江戸黎明期の驚嘆捕物帳！
大御所家康、死す！
遺志を胸に米津勘兵衛は岡っ引きを産む。

難攻不落の大阪城を丸裸にした幕府軍の凱旋で、異常な賑わいを見せる江戸に、真葛という盗賊が現れた。小判を奪っては和歌を残し、美男とも美女とも見紛う容姿らしい。
隙を衝かれた北町奉行・米津勘兵衛は、与力同心の下にご用聞きを誕生させ、捜査網の拡大を図る。
そんな折、駿府城の家康が逝去する。心痛の勘兵衛だが、大御所の願う江戸のため治安強化策を練る。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

[ぶんぶん]

【図書館】米津勘兵衛シリーズも第５弾に入った。相変わらず、出来立ての「江戸」の町は活気がある。勘兵衛もいろいろな犯罪者に苦労する、美男美女の盗賊や火付けや居直り強盗が後を絶たない。そんな中、御用聞きという役目を新たに作ることを進言する。徐々に捕り物の仕組みを構築しつつある勘兵衛の姿を描く。まだ、ちょっと読みずらい点がある、歴史上の事を挿入するのだが、取って付けた感じがストーリーに邪魔をする。武蔵が無配伝説は嘘だという、これは面白い。下世話話と物語、上手く織り込めれば「池波正太郎」も夢では無いと思う。

2022/02/09

[蕭白]

悪くなかったです。ちょっと惰性になってきたかも・・・

2023/07/23

[須那 雄太郎]

津山市立図書館

2025/10/01

[びりけん]

☆4つ。途中巻からの初読ですが、最初は少々登場人物に戸惑いましたが、読みやすく当時の風俗や、時代の流れが丁寧で、楽しめました。

2022/02/24