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内容説明
自衛隊の圧倒的な火力により、皇子ゾルザル軍の被害は甚大だった。しかし、当のゾルザルは余裕の表情で今なお軍を進めている。彼には必勝の策があるからだ。その策は確かに戦局を一変させる可能性があった。しかし同時に、部下たちに多大な犠牲を強いる残酷なものでもあり――
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
六点
78
帝国軍と自衛隊の戦闘も酣。99式HSPって特地に持ち込まれている方が生産数よりどう見ても多いんじゃないだろうか。ゾルザル直率の帝国軍がイタリカへ移動に成功。そこでテューレの裏切りが発覚。次巻が出るまで、また長期にわたり待たねばならぬ。2023/07/14
AKF-ZERO
13
自衛隊Vsゾルザル帝国軍。F-4空爆支援に戦車に榴弾砲に白兵戦と戦闘の迫力はかなりのもの。そんな自衛隊の特地拠点、アルヌスの食堂で借金返済のため新人ウェイトレスとして働く、冥府の神ハーディの御使い亜神ジゼル。分け隔て無くこき使い接してくれる店員やお客達に、修道女時代の竜人という長命種のため隔絶感が酷かった、長い長い下っ端神官生活を思い出し思わず涙が。ハーディに選ばれたとたん、周囲の手のひら大回転はあまりにも露骨。白ゴス幼女のジゼルとか作者さんいい仕事してくれます。2023/06/24
イーダ
9
いよいよ自衛隊とゾルザル軍との直接対決、この描写がかなり上手く描かれています。この作品の面白いところは、単に戦闘シーンだけではなく、裏方や民間人の心の動きまで描かれているところですね。それゆえに意外なところでほころびが出てきたりする。2023/07/23
きまたよ
8
次の大きな動き前。様々な人々の様々な動き。2023/06/24
やすとみくろ
4
ゾルザル軍の進軍だが、作中でも「自衛隊に見つからずにいつの間に」とあるが、現代技術の監視や斥候の眼を潜り抜けて密かに進軍できるものなのかどうかは疑問が残る。進軍ルートにも依るだろうけど、描写上では拓けた平原が多く、かなり困難に思える。これから説明される事実はあるんだろうか。2023/06/23