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内容説明
大寒波襲来、壊滅的打撃、世界初期化。人工冬眠から五百年ぶりに目覚めた舞鶴太郎(まいづるたろう)は、愛する家族も財産も全て失った。絶望の淵から這い上がり、理想の暮らしと生きがいを求めて、祖国「日本」を目指す。ヒトと文明の歴史をさかのぼるグレートジャーニー。人類よ、これが未来だ!!
傑作大河漫画『へうげもの』で500年前における「文化」のルーツを描き倒した山田芳裕。この『望郷太郎』では一転、500年後の「文明」を描く!
凍てつく中央アジアから旅を始めた舞鶴太郎は、バイカル湖畔(ヤープト村)を安住の地とすべく、かつて満州と呼ばれた大国マリョウに乗り込んだ。太郎は「絵札」と呼ばれる不換紙幣を再発明。資本の力で支配者たちの闇を切り裂く。
そして訪れた春。権力奪取のための選挙で勝つには、相棒・パルが流血の大陸横断レース「馬車争」で勝利しなければならない。そのために太郎はさらなる「古(いにしえ)の力」を復活させようとする。それは――ガソリン!
SNSで話題沸騰、山田芳裕の最新遠大野望作、週刊「モーニング」で年2回の「ブロック連載」中。「コミックDAYS」でも好評配信中!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぐうぐう
16
「太郎にはブシフと同じ匂いがある マーを使って人を支配しようとする匂いが……な」太郎は否定する。五百年前の自分とは違う、と。歴史を知る太郎は、だからこそ貨幣の汚さを知っている。あるいは誘惑をも。知っているからこそ抗えると太郎は信じているのだ。しかし、遺跡から発掘されたチェーンソーを恐怖の道具として用いる太郎は、やはり前世界の価値から抜け出せていないのではないか。前世界の価値に抗うことで生まれる知恵こそ、太郎の武器となるはずなのに。2023/07/14
ミエル
15
選挙に向けて太郎、パル、ハッタ、三人三様の動きが加速、3人バラで動いていても利害と目的はブレない信頼関係が頼もしい。死の商人ブシフも登場、選挙の票取り、陣取りもえげつなくていい感じ。表に出ない世界の闇だけを拾い集めるとこんなかもしれない。今後の展開にワクワクしかない。2023/07/04
北白川にゃんこ
5
ガソ!ガソ!ガソリン!2023/08/26
笠
5
4 新刊読了。マーを発行してマリョウを牛耳る支配者層の筆頭であるブシフと一時手を組もうとする太郎だが、そのせいでプリやハッタの信頼を損ねてしまう。決裂には至ってないが、プリやハッタの方が感情的には共感できる。やっぱ富や権力のために非人道的な行いも辞さない人間とは付き合えないよね。ガソリンの精製で形勢逆転を狙う太郎だけど、ブシフと同じ匂いがするというプリの嗅覚を裏付けるような道を進んでいるような気がする。そもそも、資本主義の欠点を克服するユートピアなんて夢想すらできないんだよな…いずれ破滅に向かう宿命では。2023/07/21
もだんたいむす
3
チェンソーが動いた瞬間、感動した。2024/11/24
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