内容説明
黒太子、戦慄の覚醒――練法師ダロトが祖国ヒゼキア復興の旗頭として掲げたダウス太子は、徐々に意志を持たぬ操り人形から脱しつつあった。その裡に潜むダム・ダーラが人心を操り始めたのだ。同時に、《アビ・アルタシャール》に搭乗して捕らえられ、テルガー・カムリと行を共にすることになった悩めるクリシュナは、新たなる黒の聖刻の覚醒を促す忌まわしい騒乱へ否応なく巻き込まれようとしていた。完全版僧正編、いよいよ佳境へ。巻末特別短編として「女王の章《アラクシャー1540》」を書き下ろし収録。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
柊龍司@中四国読メの会&読メ旅&読食コミュ参加中
4
僧正編というよりも黒太子編という名前の方がふさわしい気もするけど、それよりも気になるのはあの意識体。フェンの現在の意識が過去から連綿と完全に繋がっていないように、相手側もそうなんだろうから、完結への道が少し見えてきた気がします2012/12/18
クイックラック
1
再読。伝説の八機神の起動に成功した銀の貴公子、狂乱。いやあ、それにしても東方の聖四天王は全員カッコいいなあ。飢えた狼なんて呼ばれてるテルガー・カムリが銀の貴公子と唯一共感できる心の持ち主とかいいわあ。それに輪をかけるように権力欲に取り憑かれた父グッデン・カムリの「剣の腕より権の腕を磨け!」って叱咤の仕方も良いなあ。好きなセリフだ。ヒゼキアではとうとう太子が目覚めて大師の野望が明らかに。こちらはこちらで権謀術数の嵐で大好きパート。続刊へのヒキもドラマのようで引き込まれる。2024/10/14
ミチヲ
1
クリシュナの苦悩が非常に共感できました。一番好きなキャラです。2012/05/24
狆Chan
1
このシリーズ、前世を外伝にしても面白いのでは??2009/05/26
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