内容説明
勅命討伐軍を率いるラマールと妹イネスを人質に取られたガルンとの会談が、古戦場ルアンムーイで始まろうとしていた。両者の和解を望まぬ法王・ザトウク家の意向を酌んだ赤龍騎士団は、会談のなりゆき如何では勅命軍に攻撃を加えようと陣を敷いている。だが、進退窮まったかに見えるガルンらの真の懸念はむしろ、二重三重に仕掛けられた罠よりも、覚醒の度を深め、いつ暴走を開始するかも知れぬ“白き操兵”ヴァシュマールにあった。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
柊龍司@中四国読メの会&読メ旅&読食コミュ参加中
3
とうとう神様として蘇ってしまって今後の話はどうなるんだと思っていたのを思い出す。旧ソノラマ文庫版でも面白かったけど、新書版も面白い。 こんなに面白いのに、どうして読んでる人が少ないのか、ファンが少ないのか、というか、ファンに出会ったことがないというのが哀しいところ。 今後、どこかでファンと出会い話すことがあるのだろうかと考えたりします。2012/11/20
ミチヲ
1
ラマールの君主としての成長が著しく、感無量でした。古代文明の重要な秘密を小出しにしてくるあたりが憎いです。2012/05/20