- ホーム
- > 電子書籍
- > 教養文庫・新書・選書
内容説明
殿、ご乱心!? 265年の長きにわたり平安を謳歌したかに見える徳川政権下、じつは驚愕の大事件が少なくない。それも将軍家や一門、大奥がからんだスキャンダルが……。将軍の意向を完全無視、はたまた突然の出家騒動。幕府を揺るがしたのは黒船だけではなかったのだ。もちろん初代・家康も数々の修羅場をくぐった。一揆、飢饉、地震、権力闘争。記事のネタは尽きない。思わず笑ってしまう話も含めて、代々伝わる裏事情を田安徳川家の子孫が語る。「虎狩りの殿様」に「音楽の殿様」、日本のパイロット第1号――。ユニークな子孫が次々と登場する明治以降の徳川家の数奇な運命も。ちなみに……明治に入ってどうなったのか?大正時代、徳川には政権奪回のチャンスがあった日本のパイロット第1号は徳川一族教科書にも載った「虎狩りの殿様」1,500億円の資産を食いつぶした「音楽の殿様」皇室・徳川・島津の「血のトライアングル」etc.
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
maito/まいと
21
リアル御三卿生まれ(だとか)の著者が、親族(祖先)から伝えられた話と、徳川目線で綴る、徳川家にまつわるエピソード集。タイトルに「重大事件」とあるけれども、ホントの重大事件はごくわずかで、まあ、いたしかたないとはいえほとんどが徳川礼讃(笑)明治以降の徳川家(徳川出身者)の活躍は一読の価値があるけれども、それ以外の戦国・江戸時代エピソードは目新しい事項が無く、かえって徳川持ち上げすぎて飛ばし気味に読んでしまった(苦笑)2013/05/23
kawasaki
6
kindle unlimited にて。2013年刊、著者は田安家当主(1929年生)。某重大事件といっても特定の事件を扱ったものではなく、家康以来の将軍や大名をめぐるエピソードあれこれ。書籍執筆のオーダーにもよるのだろうけれども、江戸時代に関しては近世史を専門とする人の本を読むべき。とはいうものの、大変な家に生まれた末裔として先祖をどう見ているかとか、近代以後の華族となった徳川一門のあり方は興味深いところで、貴重な証言ではある。親戚だから書きやすいところも、書けないというところもあるだろうなと思いつつ。2022/06/26
しんたろう
6
江戸時代260年は鎖国の中、安定した政治の元で生産力と人口が飛躍的に拡大し独自文化が爛熟し、平和と繁栄が長期に渡りもたらされた世界史史上も稀有な時代だ。その立役者たる徳川将軍家の末裔の語る徳川秘話、と言うことで手にした一冊であるが少々期待し過ぎでありました。島原の乱の原因の一つである日本人奴隷の輸出問題のような正史に語られていない事実の解説を期待したのですがさほど大きな暴露?はなし。田安徳川家のの当主という超良血の作者の作らしい教養の香りが漂う上品な一冊となっています。でもこの作者の本はもういいかな(笑)2014/06/07
Geo
3
「徳川」が目に入り図書館で借りました。幕末の出来事に対して「大地震と財政破綻と外交問題-。今の日本とかなり似ている。」との著者の指摘はこの本が発行されて10年経った現在でも変わらない気がしました。2023/06/03
naginuko
3
教科書にない、些末な出来事と言っては失礼だが、当時は大騒ぎだったんだろうなぁ、と思うと貴重な記録でもある。水戸黄門はびっくりした(笑)2017/07/04
-
- 電子書籍
- FLASHデジタル写真集 谷碧 もう、…
-
- 電子書籍
- 虚構探偵 5話
-
- 電子書籍
- 悩めるプリンス【分冊】 5巻 ハーレク…
-
- 電子書籍
- やがて飛び立つその日には 双葉文庫
-
- 電子書籍
- 王様の仕立て屋~サルト・フィニート~ …