内容説明
イソップに学ぶ人の世のうらおもて。時をこえて読みつがれる寓話の宝庫から、よりぬきの101話を新訳。名匠ラッカムによる1912年版の挿絵を全点収録。
著者等紹介
ラッカム,アーサー[ラッカム,アーサー] [Rackham,Arthur]
1867年ロンドン生まれ。19世紀末から20世紀初頭にかけて活躍した挿絵本の黄金時代を代表する挿絵画家。1939年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Mumiu
42
子どもの頃買ってもらいました。かわいらしくて絵がいっぱいばかりの薄い本から、ハードカバーでそこそこ厚い本で、なんかえらくなったような気分になりました。何十年かぶりに、この物語が超ロングセラーで、世界各国で読まれアレンジされということを知りました。教訓的だったり、不条理だったりですが道徳の教科書にしてもいいんじゃないかしら⁈なんて思ったら修身の教科書にも載ったことがあるようで恐れ入りました。小さいものが大きなものに報いる話とか、水に映った自分に吠える犬や、湿って重〜くなった綿を運ぶロバの話とかすきでした。2015/03/18
小夜風
31
【図書館】子どもの頃にイソップのお話に親しんでいた大人のためのイソップ寓話。アーサー・ラッカムの挿し絵が素敵です♪101話収録されていますが、改めて読んでみると、あれもイソップ?ええ!これもイソップ?と何度も驚きました。綺麗事なんか言わない。悪人には容赦なく、愚かなものは必ず痛い目にあう…だけどクスッと笑えたり、人生の教訓になってるのが凄いです。とっても楽しく読めました♪手元に置きたい一冊です♪2014/07/23
九月猫
30
ラッカムの挿絵目当てだったけれど、読んで、イソップ寓話をほとんど知らなかったことに気付いた。グリムやアンデルセンは大人になってからもいくつか読んだけど、イソップってきちんと読むのは初めてなのかも。1912年の英国版を底本に、ラッカムが挿絵をつけた63話+訳の川名さん選の38話、さらに解説に短い話がいくつか紹介されている。101話で確実にイソップと知っていたのはたった5話。話は知っているがイソップと知らなかったものが10話。兎と亀なんて日本昔話だと思っていた。毛利の三本の矢のような話まであり、興味深い。2014/06/19
ペイトン
11
ハードカバーじゃないのが残念です。13枚カラーの挿絵、他はモノクロですがユーモラスな絵も多くて楽しめます。表紙絵は「兎と亀」です。2015/07/29
いまちゃん
11
イソップ寓話が101話と、アリスの挿絵などを描かれているアーサー・ラッカム氏の挿絵が載っています。残念ながら私が買ったのは落丁があって全話読めませんでしたが、大人が読んでも(って言うより大人が読んだ方が)面白かったです。「樫の木と葦」とか好きだな~。2014/06/09
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