内容説明
「あやつは、おれが斬る!」
鬼の洋造と呼ばれる男と対峙した狩谷唐十郎は、これまで戦った敵以上の剛剣、神速の斬撃、そして凄まじい気迫に圧倒された。
洋造らは攘夷志士の集団で、残虐な押し込みなどで江戸を恐怖に陥れていた。幕府は成敗に乗り出すものの、ことごとく返り討ちに遭っていた。
最強の敵に出会った孤高の介錯人狩谷唐十郎の、最後の戦いが始まる――!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Mikey
1
シリーズ最終回にふさわしい壮絶な戦いで息継く暇がないほどの展開の速さだった。唐十郎は京へ向かったが続かないのだろうか。でも幕府側の考え方だから新選組側になるか。性格的には新選組に入らないと思うが江戸に帰って助造を育てて欲しいなぁ。 2020/05/28
犀門
1
No.171★★★☆☆どうもこの『尊皇攘夷』ってのが絡むと話がややこしいのだw。2019/11/25
Hironobu
1
番外編を残しこれが最後の巻。幕末の混乱期にむかって進んでいく時代。夷誅隊の隊員になってしまった助造。かたや師匠の唐十郎と弥次郎は夷誅隊を討伐するため組織された征伐隊の一員に。助造がどうするのかちょいどきどき。話は面白く一気読み。2015/02/27
タカシ
0
題名から双子や2人の敵かと思ったけど相手は鬼の洋造。最後は助造が笹山を倒した方が良かったかな。このあと咲と一緒に京へ。っていうかこれで完結か。と思い調べたら外伝が出てた。2013/04/30
はじこう
0
一応最終巻ということで殺陣の描写にも力がこもっている感を受けた。 中でも今回の敵方との最終戦では「つ、ついに...!」と溜飲を 下げた。 番外編巻はあるものの、最終は少し寂しい..2012/09/28