将棋の渡辺くん（６）

著者名：伊奈めぐみ【著】

講談社（2022/04発売）

• ISBN：9784065275122

内容説明

将棋棋士は人類の代表！ 将棋を指して生活している。懸命に勉強し、年に50局くらい戦い、勝てば笑い、負ければ自分のせい。勝ち負けだけに支配された世界。それはまるで人生の縮図だ。棋士は、どんな人たちなんだろう？ 何を食べて、何時間寝ているんだろう？　勝負師でも無頼でもない、リアルな将棋棋士の毎日を棋士の妻が漫画にしました。ノンフィクションです！

ひとたび盤を離れれば、ぬい（ぐるみ）に競馬にフットサル。だけどそれだけじゃなくて、タイトル戦のお話なんかもしてますよ。勝負と日常、その狭間。将棋棋士の不思議なバランス感をご堪能あれ！　おまけページも大充実、別マガ掲載時に大好評を博した特集記事「マンガの現場」も収録。老若男女から幅広い支持を獲得＆別冊少年マガジンのアンケートで超人気！　将棋棋士・渡辺明の日常を妻が描く傑作ノンフィクション！

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[ネギっ子gen]

【君の骨は、私が漫画で拾うから！！←見上げた根性だ】祝！　名人位防衛！！　ですが、藤井5冠が順位戦A級に、満を持して登場。来春の名人位挑戦者の可能性大。この巻にも、大きく藤井新棋聖誕生、と。で、その「敗者」である渡辺くん。その前棋聖に対して、その頬にぐいっとマイクを押しつけ「ねぇねぇ、対局してどうだった？」と攻めて来る、妻である作者。次頁は、二人の“真剣”勝負。1局目は、スパンと一瞬で持っていかれ、＜あれ？　いつ斬られたんだ＞と渡辺くん。最後の第4局。一刀でズバッと斬られ、「ぐはっ」と血を吐くことに――。

2022/05/30

[榊原 香織]

漫画シリーズ６　藤井君ってやっぱり特別なんですね！　タイトル戦も行われる、攻めてるお寺、万松寺。調べてみようっと

2023/12/10

[たまきら]

コロナ禍での対戦、大変だったんだなあ…。今回も藤井聡太くん一色。史上最年少タイトルのニュースは覚えていますが、そうかあ、対戦相手は渡辺さんだったんですねえ。その直後の名人、そして「またも国民的ヒーローの斬られ役」に大笑い。バイキンマン好きにはたまらないマンガです。

2023/11/21

[ま]

著者がネタに困っているというように、自分から取材してエピソード作った回が増えている。それはそれで面白い。背中の数字で年齢を表してるのが相変わらずじわじわくる。

2023/01/21

[緋莢]

2020年7月。現在、五冠の、藤井聡太の初タイトル獲得となった棋聖戦の敗者である渡辺明二冠に「ねえねえ 対局してどうだった？」と詰め寄る著者。2020年8月には渡辺明二冠が名人に。棋聖戦後とは逆に「いやいやどうも名人ですよ 何でも聞いて」と得意そうにしている姿に思わず笑ってしまいました。藤井五冠は、厳しい局面ではひとりごとを言うが、勝ちになってくるとぴたっと落ち着いてくるというのは（続く

2022/11/10