幻冬舎文庫<br> 新しい考え どくだみちゃんとふしばな6

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幻冬舎文庫
新しい考え どくだみちゃんとふしばな6

  • 著者名:吉本ばなな【著】
  • 価格 ¥700(本体¥637)
  • 幻冬舎(2021/12発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784344431478

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内容説明

しいたけをたくさんもらったら、炒めて煮て炊き込んで、食卓はしいたけづくし。翌日やるべき仕事を時間割まで決めておき、朝になって全部変えてみたり、靴だけ決めたらあとの服装はでたらめで一日を過ごしてみたり。ルーチンと違うことを思いついたときに吹く風が、心を活かすエネルギーになる。気分や天候にあわせ自由に日常を紡ぐ名エッセイ。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

いこ

87
著者は、ここ数年間で両親と親友何人かを亡くし、犬猫まで三匹も亡くして、すっかり悟りを開いてしまった感じ。名言が沢山あった。例えば「人生はほんとうにあっと言う間で、好きな人を好きでいる時間しかない」とか「病気に自分の持っているいろんなものをあげちゃいけない。人生を病気が柱であるものに変えてはいけない。楽しむ主導権は自分なんだ」とか。いつも小さな病気ばかりしている私には刺さりまくった。今、病気に限らず色んなことで苦しんでる人、できる限りでいいから、どうか楽しんで。人生は短い。できる限り幸せにいこうって誓う。2022/02/01

ちいこ

14
早く読み進めたいのをグッと我慢してちまちまと。ちまちま読みすぎて、ほかの本を読んでいないことにびっくり。2022/03/23

sazen

10
ばななさんの言う新しい考え、とはつまり自分自身への信頼の完成あってのことだと感じる。義務教育期間の息子さんの話がまさに象徴的。本来、学校へ行っているべき期間にゲーム三昧の日々を送りその後、自分の意志で勉強して中卒の資格を得たという。自分の子供をそこまで信用できる(=俯瞰できる)のは、親が自分の人生や生きる力を信じていればこそ。一つ一つはとりとめのない内容だが、ちゃんと「生きる」が詰まっていて、ついつい夢中で読んでしまった。2022/05/09

なき

8
電車に乗る前、本を持ってきてないことに気づき、駅構内の本屋で急遽購入。はじめての吉本さんのエッセイだったけど良かった、穏やかだけど、何者にもおもねらない文章が。情景やエピソードがぱっぱと移り変わるので最初戸惑ったけど、それが吉本さんらしい自由なエッセイなんだろう。下町らしい馴染みやすさ、プロの作家だけど「普通」の感覚を忘れない人なのかも。全部受けとめるのは難しいけど、読んでいるとふっと刺さる文章がある。そして、ちょっぴり救われる。 メルマガで配信されてるらしい。これは文庫本よりスマホで手軽に読みたくなる。2021/12/23

るむ

6
寝る前に、少しずつゆっくり読みました。心にしみます。正しくありたい、心の声のままに生きたいと思いつつも、つい周りの意見や反応を気にして流される自分が哀しい。いつか、宇宙タイミングでばななさんにバッタリ会えたときに、心地よいオーラを感じてもらえるように生きていきたいと思います。2022/11/20

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