紛争でしたら八田まで(5)

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紛争でしたら八田まで(5)

  • 著者名:田素弘【著】
  • 価格 ¥759(本体¥690)
  • 講談社(2021/03発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784065225561

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内容説明

イギリスを軸に、フリーの地政学リスクコンサルタントとして世界中で働く八田百合。彼女の仕事は、地政学に基づいた知性と、ちょっとの荒技(主にプロレス技)で世界中の事件を解決すること。アイスランドで過去と対峙。イギリスでの幼少時代、彼女の心に残ったものは…。そして、カイと名乗る青年の狙いとは…。世界を動かすアメリカ合衆国で曲者勢揃い! 百合はスイングステートを救えるか!? 世界が揺らぎ続ける限り、百合の仕事はなくならない! 『ゴルゴ13』のさいとう・たかを氏、社会学者の古市憲寿氏が激賞! 最新第5巻、3月23日(火)発売!!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

眠る山猫屋

53
アイスランド編、八田百合という人物がネゴシエーターになる切っ掛けの物語に遡る。宗教が世界を纏め、そして分断する。これは後半のアメリカ編にも繋がっていく。描き難い宗教という題材をソフトに(それでも真摯に)突き詰めてくる辺りが好きだ。アメリカ編、分断された四人の仲間を象徴的に描き、文化や政党や理念を解り易く伝えてくれる。百合と表裏一体だったカイの宣戦布告。元々、百合は企業のコーディネーターなので、国家レベルのロビイストではない。だからこその手の届く範囲があり、それ故の面白さがあるんだよなぁ。2022/04/14

blackstone

26
前巻から続くフィンランドでの鞄捜しの旅、その中で幼少期に過ごした英国の祖父の家、エステルとの出逢い、そしてマーマイト好きになったキッカケが明らかに。次は米国オハイオで都市開発コンペ。実は依頼者と対立相手、ネイティブ・アメリカンと地元下院議員の4人は大学時代の親友で、結局は八田の提案で4人が一致団結することに。ところが、そこにカイの妨害が…。ジューイッシュ、ネイティブ・アメリカンにアーミッシュ…同化せずに独立し共存を目指す。ユリの地味なアイテムの秘密も明らかに。本巻はジャンクフードだけでなくプロレスも多め。2023/09/09

いっちゃん

11
ユダヤ教→キリスト教→イスラム教。新約聖書、旧約聖書の「約」は契約の「約」。ふんわりと考えていた言葉や、物事の意味をちゃんと考えるきっかけをくれます。すごく勉強になる。2022/02/10

Ex libris 毒餃子

11
宗教国家アメリカな一面が覗く。多様な価値観を束ねるのがフロンティアスピリットなんだなあ。2021/10/14

にゃむこ@読メ11年生

10
アメリカ編。地政学の真打ち登場!? 人種言語ルーツ混沌の超大国の、例えば共和党と民主党とはなんぞや、ってとこから学べる。さしずめ「今さら聞けないアメリカ合衆国」と言ったところか。各国の雑学・豆知識(主に食文化)も豊富で楽しい。2021/04/12

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