内容説明
皆が支えあって行きていけることほど、幸せなことはありません――。品川宿の近江屋のお登勢が、里帰りしてきた。お登勢の様子から、婚家先で、何か大きな事件に巻き込まれたに違いないとふんだ岡っ引きの亀蔵は、立場茶屋「おりき」の女将に、さりげなく探ってほしいと頼むが……(「秋ついり」より)。他に、「籬の菊」「初明かり」「若菜摘み」の全四篇収録。義理と人情に溢れた「立場茶屋おりき」を舞台に描く大好評シリーズ第七弾、ますます絶好調。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
とし
56
立場茶屋おりき「若菜摘み」7巻。とめ婆さんも立場茶屋おりきの家族の一員にの巻かな、それにしても様々な問題が持ち込まれてくるね~、その問題に自分の事の様に悩み考える姿良いな。2014/04/03
Walhalla
37
『立場茶屋おりき』シリーズの7作目です。今回の主役は何と言っても、とめ婆さんですね。「籬の菊」のお話では、これまでのとめ婆さんとはちょっと違った一面を見ることが出来ました。そして、とめ婆さんのプライドを傷つけないように、そっと力添えをする女将おりきさんの姿も感動的です。 次作も楽しみです。2020/06/01
はにこ
31
今回もおりきの太っ腹ぶりが炸裂。素庵の姪っ子貞乃に表紙の坊、美波まで。どんだけ養うの~。儲かってるなー。今回はそんなおりきと並んで格好良かったのはとめ婆さん!大事に溜め込んだお金を惜し気も無く。。とめ婆さんにもちゃんと赤い血が流れているね。これもおりきにやってきたからかな。悲しいけど良い話だった。大好きな幾千代は今回は最後にちょこっと。次を楽しみにしたい。2021/05/19
えみりん☆
15
シリーズ第7弾ともなると、少しマンネリ化して来たようで、必ず誰かが死んで行くのはお約束?立場茶屋おりきの従業員は人が良いというか女将の影響で人が良くなるというか、こんな人情ある人ばかりだと事件も起こらぬのではと思うけれど。料理が少し出て来たのでこれからはそちらも楽しめるかと期待しながら読み進めようと思います。2014/12/12
ドナルド@灯れ松明の火
14
おりき茶屋のメンバは家族なのだと今井さんは何度も繰り返す。おとめ婆さんも性格が変わってきたかのように感じる。 お薦め2020/09/09
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