内容説明
シリーズで最も手に汗握る展開になりました。正直、自信作です
佐々木裕一
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忍びの一党「蜘蛛」の頭領を探す信平は、
敵の毒に身を蝕まれ――。
大人気時代小説シリーズ!
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日ノ本中に散った三万の忍び「蜘蛛」を束ねる頭領を探せ。
公儀にたてつき謀反の疑いのある井田家に対抗するため、
菱という名の忍びの頭領に会うべく会津に入った信平と茂木。
二人を待っていたのは京の魑魅・下御門の手下と、
刃に塗られた名も知れぬ毒だった――。
実在の傑人を描く大人気時代小説、更に白熱!
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【実在の「公家武者」松平信平】
1636年、公家としては最高の家格の鷹司家に生まれる。
15歳で江戸へ下り、徳川家光から歓迎され武士となる。
徳川家綱の計らいで紀州徳川家の娘・松姫と契りを交わし、それから松平家を称した。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
やま
95
公家武者松平信平25作目 公家武者 信平(第二期)9作目 2020.10発行。字の大きさは…中。 4代将軍徳川家綱の時代、3代将軍・家光の正室・鷹司孝子の弟・鷹司信平が姉を頼り江戸に下りて武家となり、愛刀・狐丸で悪を退治します。 此度は、幕府を倒そうと公家・下御門(しもみかど)が、大名家、商人を巻き込み動き出します。陸奥の大藩・井出家70万石は、奥州一円に支配地を広げていきます。そして下御門は、幕府の目を奥州に向けさして、京の地で何かを企んでいます。次回の舞台は、奥州から京に移っていくようです。🌿続く→2021/02/13
むつこ
27
前作に続き、若き藩主・忠興を守る信平たちの攻防戦にハラハラ、敵の銭才たちが強すぎ~。表紙のイラストが全体像を表し(申し訳ないが)以前との違いが余りある。どこまで読んだっけ?ということがなくなった。2021/08/10
一五
12
敵の十傑、1巻で2人倒す? 5冊かかるのかなぁ。適当にして、息子の信政の話が読みたい2022/09/08
Totchang
7
毒は作用上、神経毒、血液毒、細胞毒の3種類に分類できる。これらの毒が人体に作用するのは、血液や体液を通して細胞に至り組織を破壊することによりものだ。したがって飲んでも効かないが、目に入れると発揮するという毒は存在し得ない。2022/09/19
藤井努
1
信平の危機が連続するこの巻は、読んでいてジリジリしました。これから鞍馬で修行中の信政がどう関わってくるのか?再びくもの頭領が信平に関わるのか目が離せなくなりました。2020/11/03