内容説明
その捕物、麿にお任せあれ。実在の公家大名が活躍する超人気シリーズ、はやくも移籍第二弾!信平の下城中、とんでもない暴れ馬が現れ町は騒然、逃げる馬を怪力の家臣・佐吉がやっとの事で掴まえる。馬の持ち主は弟の借金を返すため馬を売りに来たという貧乏旗本。旗本は仔細を話さず信平は訝しむ。馬が暴れた真相は如何に? 信平、空白の三年を記す特別編「神宮寺との戦いの果てに」を巻末に収録!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
はつばあば
41
痛快時代劇・・勧善懲悪とめっちゃ好みです(^^♪ ですが・・公家さんが美男美女?岩倉具視さんも公家出ですがどうみてもいい顔の写真がない。白壁塗りでお肌が・・いえいえ良い人とは顔や姿から気品が現れるものです。信平さん筆頭に家臣達も良い人揃い。兄弟が争うのは見苦しい。過去も現在も遺産争いから揉めるのか。「ちょっとのお金やから揉める。沢山あるとこでは揉めへん。おかん、ちょっとくらいなら残さんといてや」へいへい、議員さんは国葬に桁の違うお金を要求しても、庶民からの取り立てが厳しい。残るかいな(ーー;) 2022/09/07
ベルるるる
30
今回は楽しめた。こういう信平が読みたかった。信平と部下とのつながりとか、悪との対峙とか。 葉山善衛門が大好きなので、もっと登場して欲しい。2018/07/10
むつこ
19
今回は連続短編集。次作はまた大きな事件に関わりそうな気配なのでこんなノンビリした日常にまったり安心して読めた。優しい信平と家臣たちの絆がイイ。2018/06/07
夜の女王
16
エンタメに徹した痛快時代劇。短編ばかりであっという間に読了。①借金の形に売られそうになった暴れ馬を佐吉が取り押さえた。持ち主の貧乏旗本とその弟の確執の話。②浪人たちに襲われていた母子を助けた信平。その裏には本妻の悪意が・・・。③中野に筍取りに来ていた佐吉は父娘が襲撃されているところに遭遇する。娘を助け奮戦するが多勢に無勢。危ういところで信平たちが駆け付け、お家騒動も一件落着。④頼母に縁談が!しかし、娘には他に思い人&ストーカーがいて・・・堅物頼母も美人好き(笑)【付録】神宮路編その後。ページ合わせの話2018/06/07
ぺー
2
特別収録の短編がよかったな。あれがあったから福千代は狐丸を隠したのね。2022/04/24