講談社文庫<br> 歴史劇画 大宰相 第十巻 中曽根康弘の野望

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講談社文庫
歴史劇画 大宰相 第十巻 中曽根康弘の野望

  • ISBN:9784065201886

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内容説明

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「コイははねてもいいでしょう」という中川一郎に、「はねてもいいが、池の外に飛び出したらそれきり日干しだぞ」と突き放す田中角栄。だが、中川は総裁選出馬に強引に動く。再選確実とされた鈴木善幸が突然退陣表明し、中曽根康弘、中川、河本敏夫、安倍晋太郎で争われた総裁予備選挙は中曽根の圧勝に終わり、敗れた中川は失意の自殺を図る。戦後政治の総決算を唱え発足した中曽根内閣。最初の世論調査で支持率は低く、厳しい門出となった。傑作戦後日本史全10巻ついに完結!
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

森林・米・畑

14
このシリーズの完結。印象深い中曽根総理大臣の活躍。国鉄や専売公社、電電公社が民営化される前まで。最後の大物政治家といった感じの人だった。兵役を経験し、大正・昭和・平成を経て令和まで101歳を生き抜いた。つい最近まで生きていたなんて信じられない。2020/08/19

highig

12
( ^ω^)土光臨調にロンヤス関係。三公社民営化実現等、一定の成果を挙げた行政改革と国防政策の深化を特徴とする中曽根政権の途次で原作者 戸川猪佐武が急逝し本作は閉じた。名著『小説吉田学校』に鈴木政権後を加筆し、劇画として再編成した本大作が未完のままに世を去ったのは、さぞ無念の事と思う。首相とは首席宰相・・・宰相という言葉の重み。竹下登以下、所謂ニューリーダー達の政治指導力はタイトルである大宰相の名には遠く届かないお粗末なものだったので、せめて最後の宰相たる中曽根康弘まではしっかり描ききってもらいたかった。2021/05/17

スターライト

4
鈴木善幸と中曾根康弘の二人の首相が登場するが、中曽根は後半200ページちょっとで、ほぼ鈴木政権が中心。したたかというよりはこれまでの首相の中では一番覇気の感じない鈴木は、彼なりの考えで総裁選への出馬を断念。行革が使命と考えていたが、選挙制度改革のみの実現に終わり、中曽根政権では行革のスローガンともいえる「増税なき財政再建」は風前の灯火となる。原作者の死によりここで終わるが、なかなかしんどい読書だった。2021/12/14

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