二見時代小説文庫<br> 送り舟 - 柳橋ものがたり4

個数:1
紙書籍版価格
¥712
  • 電子書籍
  • Reader
  • ポイントキャンペーン

二見時代小説文庫
送り舟 - 柳橋ものがたり4

  • 著者名:森真沙子
  • 価格 ¥770(本体¥700)
  • 二見書房(2020/08発売)
  • 2025→2026年!Kinoppy電子書籍・電子洋書全点ポイント30倍キャンペーン(~1/1)
  • ポイント 210pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784576200163

ファイル: /

内容説明

数奇な人生を歩んだ老中小笠原長行の重大な決断と約束!

私の嫡子を拾ってほしい!
子のいなかった大名が、初めての子を捨てるとは?(第五話「送り舟」)

時代推理の俊英がしっとり描く五つの謎と事件の行方。

夜中、船宿「篠屋」に供ひとりを連れた侍がなだれ込んできた。追われているという。あとで知れたが、老中の小笠原壱岐守長行だった。唐津藩六万石の嫡子として生まれたが二歳で父を失い、幼すぎて藩主になれず三十六歳まで深川でひっそりと暮らした。だが、ある時、青天の霹靂のように脚光を浴び…。生麦事件の処理で「江戸を救った恩人」ともいわれていたが……。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

真理そら

59
幕末の実在キャラが登場するのでそれはそれで楽しいが、船宿の女中物部分がもっと読みたい気もする。「夏草の詩」に登場するお千花さんの絵にかいたような悪女っぷりが好きだ。「帰りなん、いざ」はしっとりとした悲恋物。表題作に登場する小笠原長行、美和、捨丸、藤倉玄周等々は実在する人物の実際のエピソード部分が多いようなので興味深いが篠屋の綾の立ち位置が難しい2020/07/18

goodchoice

2
このシリーズももう4作目となり、江戸末期から明治べきかを移ろうとする世情と相まって、何となく騒がしい感じがする。その中で主人公の綾のしっかりした目線が面白い。2020/02/27

さ〜くん

0
小鳥のさえずり、茶屋の娘の声、橋を渡る雪駄の音、遠い三味線の音色に細い唄声。。。何気ない花街柳橋の日常の風景や音の描写がストーリーの中で登場人物を包んでいて、何とも言えないしっとりとした雰囲気が素敵でした。2023/08/01

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/14983076
  • ご注意事項

最近チェックした商品