内容説明
手を洗え。外に出るな。
江戸で三万人が死んだ九年前の疫病(コレラ)大流行…。
悪夢再熱の兆に立ち向かう蘭方医で軍医の手塚良仙は漫画家手塚治虫の曽祖父。
時代の大転換期に人々は…。(第四話『うつろ舟』)
船宿「篠屋」の船着場に奇妙な屋根船が流れ着いた。船頭らしき男が一人、死にかけている。近くにいた蘭方医で軍医取締の手塚良仙が駆け付けた。良仙は後の漫画家治虫の曽祖父。九年前に大流行し江戸で三万人が死んだ“安政コレラ”の症状に似ている。二人いたらしい客を早く捜さないと、あの悪夢が再現してしまう。江戸を悪疫から守るための闘いが始まった。篠屋の綾は……。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
真理そら
54
今回の主なゲストキャラは月岡芳年(秘め絵の女)と手塚良仙(うつろ舟)。この良仙の曾孫が手塚治虫。『うつろ舟』はコレラの感染に対処する話なのでコロナ禍真っただ中で読むといろいろ思うことが多い。2020/07/29
ひさか
3
2020年8月二見時代小説文庫刊。書下ろし。シリーズ5作目。5つの連作短編。いずれの話も、篠屋の綾さんより、ゲストの登場人物中心の展開で、シリーズの楽しみが無く、面白くなかったです。というか、そういうのがテーマなのかも。2020/10/01
goodchoice
2
綾の周りに浮世絵師、医師等いろいろな人物が登場し、物語が展開する。江戸時代末期という時代背景も興味深い。2020/09/18
さ〜くん
1
コロリとの壮絶な戦い。複雑な時代背景の中、手塚良仙の際立った指揮は見事でした。 今もきっと平穏な生活の裏には誰かの奮闘があるのだと思いました。2023/11/18
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