ヤングジャンプコミックスDIGITAL<br> 少年のアビス 1

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ヤングジャンプコミックスDIGITAL
少年のアビス 1

  • 著者名:峰浪りょう【著者】
  • 価格 ¥658(本体¥599)
  • 集英社(2020/07発売)
  • ポイント 5pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784088916019

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内容説明

何もない町、変わるはずもない日々の中で、高校生の黒瀬令児(くろせれいじ)は、“ただ”生きていた。家族、将来の夢、幼馴染。そのどれもが彼をこの町に縛り付けている。このまま“ただ”生きていく、そう思っていた。彼女に出会うまでは――。生きることに希望はあるのか。この先に光はあるのか。“今”を映し出すワールドエンド・ボーイ・ミーツ・ガール、開幕――。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

トラシショウ。

30
「一度くらい誰かに愛して欲しかった?」「今は・・・もう望まなくて済むんだなって・すごく楽な気持ち」。家庭環境、幼なじみ、小さな町特有のしがらみに絡め取られ、雁字搦めの日々を死んだ様に生きる少年・黒瀬令児の人生は、何故かこの町で深夜のコンビニ店員として働く「彼女」と出会った事で思わぬ変節を迎える。置かれた状況は異なりながらも、互いに優しくない世界で生きる理由を見失った少年と少女が見出したのは希望か絶望か。「ヒメゴト」「初恋ゾンビ」作者の新作は、厭世的な世界の男女を描く破滅型恋愛もの?(以下コメ欄に余談)。2020/07/21

レリナ

23
これは、一言では言い表せない面白さ。絶望の深淵に立つ少年令児はアイドルナギと出会ったことで、変わっていく。今まで自分の人生を生きたことがなかった令児にとって、彼女の存在は変わっていくきっかけになっていくのか、否か。生きている理由がないナギにとって、令児はどんな存在になっていくのだろうか。登場人物全てが何か抱えている感じがして、非常にデンジャラス。これから様々なドラマが生まれそうな感じだね。死という概念から令児達がどのような人生の選択をしていくのか、これは先が楽しみな作品だ。とにかく読めば、ハマる作品。2020/07/28

歩月るな

10
兄貴が受験失敗したのはオレのせいじゃないし――家族の在り方を問う問題作、と言うと簡単だけど、不倫ものだったり、狭いコミュニティの人間関係が複雑に絡まり合い、令児のお母さんってもしかして、とかなんとか考えてしまったりしなかったり。匂わせかな。そりゃヤンジャンだし、肉体関係は持っちゃうよなぁと思いつつ、楽になりたいという言葉の意味を反芻。楽したいって思ったら、きっと楽しくなくなる事ってあると思うし。遠い世界の人が身近にいるのを眺めると、立場を知ればこそ、自分の世界も反転する。推し変と言う言葉を、ここで知った。2020/08/29

にぃと

9
最初スルーしてたんだけど、これはなかなかの衝撃。 閉鎖的な田舎で色んなものに雁字搦めになっている令児のもとに突然現れた推しアイドル。それだけだとボーイミーツガールっぽいんだけどそんな明るいものじゃなくて暗くて重いモノが纏わり付いてくる感じ。要所要所で不穏な要素があるしなんならタイトルからして嫌な予感がする。 すごく引きつけられるのに続きを読むのが怖い。でも気になっちゃう。2020/12/29

おーすが

7
人生の行き詰まりを感じているキャラクターがこれでもかと登場する噂どおりの鬱漫画。その先がどう描かれていくのか、表紙を見るとメインの2人だけではなく、周辺キャラクターのサブストーリーも語られそうで、群像劇として期待できる。肉食魚ベタの舞う表紙が不穏で素敵。2022/08/03

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