宝島社文庫<br> 京都伏見のあやかし甘味帖 星めぐり、祇園祭の神頼み

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宝島社文庫
京都伏見のあやかし甘味帖 星めぐり、祇園祭の神頼み

  • 著者名:柏てん【著】
  • 価格 ¥715(本体¥650)
  • 宝島社(2020/02発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784299002495

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内容説明

仕事&恋人を失ったやけっぱち生活に、大きな変化が!? 京都伏見の風情を甘味とあやかしが彩る、不思議な物語。消えたクロを捜し、導かれるように京都へ戻ってきたれんげ。時は7月、1ヵ月にわたる祇園祭がはじまったばかりの古都は、夏来にけらしの大賑わい。華やかな喧騒とは裏腹に、クロを捜すれんげの心は沈むばかり。元気づけようとした虎太郎に誘われていった八坂神社で、クロの気配の痕跡を見つけて……?

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

シナモン

154
今回はクロ奪還のために駆けずり回るれんげ。時は祇園祭ということで山鉾をまわるというプチ観光要素もあり楽しめました(祇園祭のない今年は殊更沁みます…)。色んな神様とか神仏習合など勉強にもなったけど、ごっちゃになって今一つ整理できてない感じのまま終わってしまった。特に神様の名前はややこしい…。最後の虎太郎におっ!。今後の展開が楽しみ。2020/05/28

SJW

121
前作で平泉を訪問して姿を消した黒狐のクロを呼び戻そうと、れんげは必死に手がかりを調べ回るが、八坂神社で牛頭天王に出会う。指示されたのは祇園祭で隠された解決のヒントを探すことだが、れんげは祇園祭の由来・歴史や祀られている神様などをつぶさに調べて、やっと手がかりにたどり着く。今まで祇園祭は歴史は古いものの、混雑していて魅力を感じなかったが、今回、歴史や背景を知ることとなり機会があれば行ってみたくなった。2021/01/11

ジェンダー

69
読み終わった!祇園祭や正月の鏡餅や子供の日の菖蒲湯などそういった昔からあるしきたりは知ってたけどどういった意味があるのか知らなかったので勉強になりましたし神話の事とか知らなかったのでいろんな本を読んで知りたいと思いました!れんげと虎太郎の関係が深まってるのは良いなぁ!って思ったけど最後の結末は 何となくありそうって思ったけど小説であんま読むことなさそうって思いました!「答えなど急いで出す物はない。近頃人は急ぎ過ぎる。もっと時間をかけても良い」って言葉出てくるけど本当にその通りだと思いました!2023/06/03

真理そら

54
れんげを守るパワーをつけようとしてれんげの元を去ったクロ。そのクロをさがして京都中を駆け回るれんげ。という内容だが、読者は祇園祭をくわし~く知ることができて大満足の巻。2022/06/19

よっち

49
平泉でれんげの前から姿を消してしまったクロを呼び戻そうと奔走するも空振り続きのれんげ。黒烏の助言で八坂神社を訪れた彼女が異形の神・牛頭天王に出会う第五弾。クロを探す手がかりを見つけるため、東京から異動になったという白狐の天音とともに牛頭天王から教えられた星の課題に挑むれんげ。祇園祭に絡めた今回もいろいろ興味深いうんちくあれこれやおいしそうな和菓子満載でしたが、大変そうだったれんげの頑張りも報われましたかね。一方でどうにももやもや感があった虎太郎とれんげの関係も、ようやく動きがありそうな結末で楽しみですね。2020/03/21

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