宝島社文庫<br> 京都伏見のあやかし甘味帖 花散る、恋散る、鬼探し

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宝島社文庫
京都伏見のあやかし甘味帖 花散る、恋散る、鬼探し

  • 著者名:柏てん【著】
  • 価格 ¥715(本体¥650)
  • 宝島社(2020/02発売)
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  • ISBN:9784800282569

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内容説明

元社畜の小薄(おすすき)れんげ、29歳。現在、京都伏見の古町屋で甘味マニアな男子大学生と、甘えん坊の子狐との共同生活中。理不尽な退職勧告、結婚予定の同棲彼氏の浮気、と人生計画が木っ端微塵な状況で、京都の地に降り立ってはや一ヵ月。東京とは違うゆるやかな時間の中で自分を取り戻しかけていたが、またもや子狐がらみの怪しい難問が。そのうえ、振り切ったはずの亡霊=元彼までもがあらわれて……。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

SJW

171
総合商社でやり手社員だった、れんげが同時に失恋と職失に会い、京都の町家での不思議な生活をすることになるあやかし小説。シリーズ第2作目で、京都の和菓子、甘味処がたくさん紹介されていて、どれも食べたくなってしまう甘党にとっては和菓子のバイブルになりそう。また辛党には京都の日本酒の紹介も嬉しい。学生時代に訪れた甘味処の紹介もされて、当時の旅を回想して思い出に浸った。さらに中学一年の時に、祖先は鬼を退治した四天王の一人であることを知り、色々調べたがインターネットもない時代では何も分からなかった。今回の話(続く)2019/02/25

カメ吉

82
『京都伏見のあやかし~』の第二作目。相変わらず主人公の『れんげ』の豪傑ぶりが気持ちいいし、妖狐『クロ』も可愛い。大学生『虎太郎』の和菓子うんちくも楽しい。前作以上に楽しめた。れんげと元カレとの関係なんかが明らかになったし、安倍晴明も登場して思わぬ大作?になった感じ。 この作家さんも京都の文化、観光、歴史、グルメ等スゴく取材、調査されてて感心させられました。2018/03/12

真理そら

61
虎太郎の甘味日記、れんげのうわばみ日記で食べたい!飲みたい!と思いつつ、物語は妖怪(神様かな)が次々登場してなんとなく『しゃばけシリーズ』的な楽しい方向に進んで行く。2022/06/16

ミーママ

56
図書館の本📚 京都にこの本を持って行きたいわ‼️ そして和菓子、日本酒を堪能したい。 れんげの元カレ可哀想だけど、もう元には戻らない。 どんどん次が気になってきた‼️ 2021-562021/04/18

よっち

45
人生計画が木っ端微塵な状況で京都の地に降り立ち早一ヶ月。東京とは違うゆるやかな時間の中で自分を取り戻しかけていたれんげにまたもや子狐がらみの妖しい難問が。そのうえ元彼も現れる第二弾。一ヶ月経って少しは冷静になったところで元カレと突然の再会。直接の原因はあれでしたけど振り返ればお互い後ろめたい気持ちもあって、あやかし絡みの事件も絡んでいろいろ面倒なことになっちゃいましたが、れんげがケジメをつけて前に進むためには必要でしたかね。幕間に紹介される甘味・お酒エピソードは相変わらず美味しそうで続巻の新展開に期待。 2018/04/25

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