内容説明
ムーミン谷が洪水に見舞われ、流れてきた家に移り住んだムーミン一家。あやしい家は、どうやら劇場というもので、ドタバタと芝居をすることになりますが…!? 一家離散の大騒動や、スナフキンとちびのミイのたのしい一幕も必見です。1964年に翻訳出版されてから、55年もの間愛され続けてきた「ムーミン」の物語。大人気のキャラクター「ムーミン」は、この全集が原典となっており、今なおその魅力は増すばかりです。この度、今の時代により読みやすくするべく、改訂を行いました。初めての方も、ムーミンのことなら何でもご存じの方も、楽しんでいただける[新版]として、順次刊行して参ります。1.現代的表現、言い回しに整え、読みやすくなりました。2.さしえがクリアな美しい線で再現されます。3.原語最終版に基づき、より細部にこだわった表現に。4.フィンランド最新刊と共通のカバーデザイン。こどもから大人も楽しめる、大注目のシリーズ、決定版です!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
keroppi
81
洪水で家が沈み、移り住んだのは劇場。ムーミンは逮捕されたり、波瀾万丈な展開。それでも悲観的なことにはならない。ムーミンパパが脚本書いて、劇場で芝居を演じることに。フィンランドの短い夏では、最も楽しい夏まつり。ムーミン谷も楽しそうです。そして、好きなことは自分で見つけ、なんでも自分で乗り越える。そういう元気ももらえる本です。2022/01/12
おっとっとっ
62
今回のムーミンシリーズは、ムーミンと仲間たちがお芝居をする物語でした〜 まだまだムーミンシリーズは続きます♪お楽しみ〜(´∀`)2022/01/06
ほのぼの
51
講談社『ムーミン全集』第4巻。「夏まつり」というタイトルだけどムーミンたちはお祭りどころではない。洪水でムーミンハウスは水没。流れて来た劇場に移り住み、ムーミンパパは劇を書く。題は『悲劇「ライオンの花嫁たち」血のつながり』なんで悲劇ですか?(笑)血のつながりっていうのも唐突。余談だがスナフキンとちびのミイが異父姉弟だと他で知って驚いた。ミイのほうが歳上なんだ。ムーミン谷の血のつながりが謎。2025/08/20
かおりん
28
洪水で家が沈んだムーミン一家。ホムサとミーサに出会い流されている劇場に移り住む。ちびのミイの口の悪さと行儀悪さがおもしろい。パンケーキの上に座って取られないようにする。ムーミンとスノークは森に取り残され逮捕されたり、ミイが流れていったり、スナフキンに24人の子どもがついてくる。ニョロニョロがつやつやした白い小さな種から生まれるのは知らなかった。お祭りにムーミンパパが劇をすることになりみんな参加して楽しむ。警察が来て舞台から振り落とされポートでムーミン谷へ帰る。解説で小説のテーマが分かった。深い!2025/07/18
みや
22
噴火による洪水でムーミン谷から流された一家が再会を求めて奮闘する。自然災害や一家離散、冤罪逮捕など、今回も危機的状況が続く大冒険。そんな中、ムーミン一家も新キャラたちも「自分にぴったりのこと」を見つける。幸せを感じる生き方はそれぞれで違うと教えてくれる寛容に満ちたお話で、だから様々な国や世代にムーミンは愛されるのかもしれない。スナフキンの「たいせつなのは、自分のしたいことを、自分で知ってるってことだよ」が好き。ミーサがスノークのおじょうさんに「あんたなんか服も着てないじゃないの」と逆ギレする場面に笑った。2023/05/02
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