内容説明
ついに幕を開けた流派入り乱れてのトーナメント。試合の中で闘いの楽しさを知る室戸武志。中国拳法をベースにしたスタイルで挑む加倉文平。哀しい眸をした竹智完。刃物のような笑みを絶やさぬ志村礼二。全身全霊で相手に向かう芥菊千代。そして、若き闘士たちを見つめる者たちもまたそれぞれの思いを胸に抱いていた。強さの頂を目指す者たちの物語、第5弾。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
佐藤(Sato19601027)
63
掌拳掌掌拳拳拳掌蹴蹴血、肉体が繰り出す衝撃が文面から伝わってくる興奮。空手界最高峰の武林館オープントーナメントに集まった32名の男たち。陳式太極拳の遣い手である羽柴彦六が期待する若手の加倉文平、芥田菊千代、志村礼二、室戸武志、竹智完も参加して1回戦16試合。渾身の力を込めた右の中段蹴り。右掌が鳩尾に当たる。左足が斜め上方から打ち下ろされるように右のこめかみを襲う。頭部が折れたかと思えるほど横に傾く。渾身の力を込めて、打ち続ける、蹴り続ける。読みながら、思わず頭をガードしてしまうほどの迫力に圧倒される。2024/06/01
hnzwd
16
シリーズ第五段。武林館トーナメント開催。普通なら主人公が一人いて、ライバルが何人か、というような話になるんでしょうが、主人公が5人居て、それぞれの視点で書かれる場面が挟まれているため、誰が勝つのかがまったく予想つきません。決着はまだなのに、ほとんどやりきった気もするトーナメント。次巻でどう決着するのか。。2023/10/21
matsu04
14
試合は次から次へと続く。トーナメントなのである。準決勝の室戸・加倉戦は壮絶であった。さて準決勝2戦目はいったいどうなる?そして決勝は?これはもう止められない。2019/08/31
史
4
恍惚なる瞬間。2022/10/05
松田悠士郎
2
今巻では空手(一応)のトーナメントの模様が描かれるが、改めて判った事は作者の「上段蹴り幻想」と「巨体最強信仰」。それと、ある試合では攻防をある程度詳細に描くのに対して、別の試合はえらく観念的に描くのが大分気になった。2019/09/14