光文社文庫<br> 獅子の門1 群狼編

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光文社文庫
獅子の門1 群狼編

  • 著者名:夢枕獏
  • 価格 ¥770(本体¥700)
  • 光文社(2018/06発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784334776558

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内容説明

孤独の中で強さを渇望する芥菊千代。組から追われる身となった竹智完。美しき獣のごとき志村礼二。愚直に武道に邁進する加倉文平。優しき巨躯の室戸武志。世界を放浪する陳家太極拳の達人・羽柴彦六が5人の若者と出会った時、運命の歯車は俄に動き出す――。血潮たぎる迫力と息をもつかせぬテンポで繰り広げられる夢枕獏のノンストップエンタテインメント!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

佐藤(Sato19601027)

54
屈強な男たちが、鍛え上げた体で醸し出すスーパーバイオレンス小説。群狼編は、陳式太極拳の遣い手である羽柴彦六が各地で出会った訳アリの5人の少年たち(芥菊千代、竹智完、志村礼二、加倉文平、室戸武志)のエピソード。彼らに共通しているのは、孤独に生きる逞しさと誰よりも強くなりたいという闘志。かなり上背があり、ひょろりとした印象を与えるが無駄肉がほとんどない彦六が、僅かな動きから繰り出す八卦掌で対戦相手を弾き飛ばす。読者を引き付けてやまない強烈な格闘シーンは、まさしく夢枕獏ワールド。ここから始まる物語に期待大。2024/05/12

おかむー

53
『キマイラ』と並ぶ夢枕獏の代名詞的作品『餓狼伝』とはまた別路線の格闘小説、『東天の獅子』と合わせて三大格闘小説と括ってもよいかも。ノベルズ版からの文庫化が始まったのでこれを機に追っかけてみる。『よくできました』。“強さ”を渇望する5人の若者が太極拳の達人・羽柴彦六と出会うことで物語が動き出す。今作は5人の登場に終始しているのでまるまる一巻かけたプロローグといった趣。エロス&バイオレンスがっつりでむしろ清々しいぐらいですね。2018/06/10

タツヤ

18
彦六とんでもなく強い。こんなに男は女に執着しているものなのか、そこだけが少しくどい気がする。2025/02/18

hnzwd

18
様々な事情を持つ男たちが羽柴彦六という流浪の男と関わり、運命が絡み合うように闘いに引き込まれていくという、、。シリーズ第一巻から登場人物バンバン出てきますが、キャラは立ってるしエピソードは濃いし、これからどうなっていくのやら。2023/10/14

matsu04

17
凄まじいまでの暴力シーン、官能的で卑猥な性描写…、圧倒的な迫力で読む側を一気に惹きつけて離さない。さすがである。今野敏の空手モノとはひと味もふた味も違う(比較すべきかどうかは微妙であるが)。次巻に続く。2019/08/22

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