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内容説明
ハンスの足に撃ち込まれたGPS弾は、元CCCのクイーンの手によって取り除かれた。しかしその代償として、ハンスは鬼擁護派の広告塔として駆り出されてしまうことに。一方、クイーンは配下のエカに命じ、森宗総理を狙撃する。鬼をめぐり、社会は再び大きく動き出す。そして、クイーンとエカはさらなる改革のために暗躍していた……。彼らは何を抱え、どこへ向かおうとしているのか?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
るぴん
27
レンタル。CCCの幹部・クィーンの過去に焦点が当てられた巻。様々な愛の形があるんだなぁ。触れたいのに触れられないって辛い。同性愛者、非性愛者、鬼。この漫画はマイノリティの生きづらさを苦しいくらい伝えてくる。この巻でCCCメンバーの印象がガラリと変わってしまった。彼らの本当の目的が見えてきた。いよいよクライマックスに向けて動き出した感じ。2018/09/30
Dai(ダイ)
14
BL気が強すぎでうざくなってきた。数ヶ月待たされてこれでは読者をふるいにかけようとしてるとしか思えない。それでも重要な局面を迎えているので読むしかない。2018/10/17
月子
13
非性愛者ってあんまり分かってなかったので、知れて良かったです。 若い時はなおさら辛いだろうなぁ。2018/11/14
冬蔵
8
エカとクイーン(神埼医師)のプラトニックな同性愛のあり方と、牧村と麻夕の恋のすれ違いが、共通項を要に対称的に描かれているのが秀逸。方や非性愛者とそれを受け入れる男性の同性愛。方や過去においてはごく普通の交際をしてきた男性が性欲を感じない相手に恋をし、その彼にごく普通の恋心を懐きつつ彼の変化を待つ決意をする初心な女性という異性愛。鬼とヒトは臓器を交換すれば性質が入れ替わるほど基本構造は同じ。ヒトの心にも鬼はいる。クイーンの来歴が判明。沢崎とジルは一歩前進。石丸もつかさも逞しくて、応援したくなる。2018/11/18
なのは
8
不完全で確かな様々な愛の形。誰かを愛すと言う感情や行為の手段は決してひとつでない。愛してるから怖い。怖いけど愛してる。正しい道などないけれど、彼ららしくその愛を裏切らないように生きていこうと激動のなか、ひたすら進んで行く。最初は鬼が如何に人と共存するのか。だけの焦点かと思いきや、ストーリーが進むにつれ、どんどん溢れる色んな形の愛に翻弄されてきてます。作者さん自信が非性愛者とカミングアウトしてるだけに、訴え方が形あるものとして受け止められますね。今だからこそ語られる愛の形だと思います。2018/08/26