内容説明
とめどない涙のあとに、小さな恋の虹が架かる……。
領主の末裔ながら、現在は貧しい暮らしをするクロスビー家。一人娘のレオノーラは若い娘らしい華やかな生活とは無縁で、ばあやと一緒に、家政能力のない両親の世話をしている。あるとき村の老医師が倒れ、新しい医師ガルブレイスがやってきた。先日、みっともなく転んだところを助けてくれた彼との再会に、恥ずかしいような、嬉しいような思いがレオノーラの胸に湧いた。その感情がいったいなんなのか、自分でもわからなかったけれど……。そんなある日、レオノーラがつらい出来事に見舞われて必死に涙をこらえていると、ドクター・ガルブレイスが言った。「誰かの肩にすがって泣きたいときは、いつでも声をかけてくれ」
■穏やかな作風で癒やしを与えてくれる無双の作家ベティ・ニールズの名作選をお贈りします。レオノーラの良いときも悪いときも陰から見守っていたドクター・ガルブレイスの大人の包容力がすてきです。
*本書は、ハーレクイン・ロマンスから既に配信されている作品のハーレクイン・イマージュ版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
akiyuki_1717
2
再販です。ベティさんの初期の作品は、割とヒーローの気持ちが描かれていて、イライラすることもなく穏やかな気持ちで読み進められます。ヒロインはこの両親の間でよくぞこんな清らかな娘に育ったと感心するほどの絵に描いた女性ですが、これこそがベティさんの理想の女性なんですね。二人共自分の恋心には鈍感ですが、お互い思いあってるのに気付かないってことあるんですかね?海外の作品ではよく、見つめあうだけで、目に欲望が見えるとあるけど、オランダでは奥手な人が多いのかな?ヒーローがとにかく穏やかで、裕福そうだし、理想の男性像です2019/06/26
アクアマリン
1
安定のドクターもの。ドクターは、イギリス人。ヒロインは、領主の娘。父が投資で失敗。母は、お嬢様がそのままの人。御屋敷の家事を、ヒロインとばあやでこなす。ヒロインの婚約者が酷い。婚約破棄してよかった。途中で、ばあやの、恋と愛の違いの話は、良かった。ドクターは、素敵。2021/04/09
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