内容説明
冷たくされても、片思い。胸が苦しいのに、片思い。
看護師のチャリティはオランダを旅行中、急病患者を助けた。そこにたまたま居合わせた医師はどこか惹かれる男性で、チャリティはのちのちまで彼のことを忘れられなかった。とはいえ、名前も知らないその人とまた会えるはずもないけれど。心にめばえた淡い恋をあきらめていたチャリティだったが、仕事で訪れたオランダの病院で、思いがけずその男性――エフェラルド・ファン・テイレンと再会を果たす。けれど、彼の態度はひどく無愛想で、そっけない。また会いたいと夢にみるほど願っていたのは、私だけだったんだわ。チャリティの心は曇った。それが、つらい片思いの始まりだった……。
■本作は穏やかな作風で癒しをくれる大スター作家ベティ・ニールズの傑作の初再版です。ベティがお好きな方には、大きな愛で心を潤してくれる作家レベッカ・ウインターズや、優しさで包みこんでくれる涙の作家シャロン・サラもおすすめです。
*本書は、ハーレクイン・イマージュから既に配信されている作品と同じ内容となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
akiyuki_1717
2
ベディ節全開です。40過ぎて自分の気持ちも分からないヒーローと、ヒーローに初めから恋心を抱いていながら意地を張り続け、気持ちを知られるぐらいなら遣り込める方がいいという意固地さで、ロマンス要素が薄々です。ベティさんの作品の中でも珍しい喧嘩腰の会話が多く、こんな二人が先々上手くやっていけるのかと疑問に思えるような二人でした。どういうところが二人で一つのジェメル・リングなのかその点も???ヒロインがなんだかんだとヒーローの周りをうろちょろしてるのも諦めるのか、突き進むのか、ハッキリしてって感じの疲れる展開です2019/06/17