内容説明
きみは霧氷のように美しい――その言葉を愛と信じていいの?
アミリアは聖アンセル病院の手術室専属看護師長。やりがいのある仕事だとは思うけれど、27歳という年齢を考えたら、そろそろ女性としての幸せも欲しかった。だが婚約者のトムは昇進のことしか頭になく、まだ結婚に乗り気でない。ある日、アミリアは釣り好きの父とトムと3人でノルウェーを旅するが、トムは相変わらず結婚には触れず、父娘を残して先に帰国してしまった。そんなとき旅先で出会ったオランダ人ギデオンと行動を共にするうち、初めこそ失礼な人と反感を抱いたものの、しだいに惹かれていく。そして、彼女と婚約者の仲が進展していないことを知ると、ギデオンは驚くべきことを言い放った。「いっそ僕と結婚すれば?」
■やさしく穏やかな作風で読む者の心を癒やしてくれる、唯一無二の名作家B・ニールズ。選集第5弾となる本作は、1984年初版のリバイバル作品です。煮え切らない若きトムと、魅惑的な褒め言葉をかけてくる大人のギデオンに挟まれ、アミリアの心は千々に乱れます。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
びわ
9
やっと、読了、今回は、ヒロインがお嬢様だったから、せつなさははあんまりなかったかなあ。美人で看護師として有能で、釣りにも付き合えるなんて、できすぎたヒロインだった。なんで、あんな仕事しか興味のないのと婚約していたのかなあ。ヒーローは、いつもの設定だけど、読者からしたら分かりやすくヒロインにアタック?してたんだけど、プロポーズが下手すぎる。愛しているから結婚して欲しい、と、なぜ言えないのか?言えたら、数ページで終わっちゃうけど。最後のシーンは良かったな2015/12/10
ひまわり
6
今までずっと薄氷だと思ってた。内容的にはいつものベティなんだけど、ヒロインが釣り船操船できるとか盛り過ぎじゃない? 船舶免許持ってんの?しかも海外で有効なの? ヒーローもいつものごとく「結婚する予定だ(君と)」2015/11/29
rokoroko
3
美しい27歳のヒロイン。婚約もしてるけれど相手は結婚にさほど乗り気ではない。そこに現れたヒーロー。と言う話。3週間も休みが取れるなんて驚きだし、船をチャーターして釣りに行ったりヒロインがまるで車を操るように舵もとれるのも凄い。イギリスの人はノルウェーで釣りするの?船舶免許も必要ないの?とまたしても突っ込みどころ満載。地所が広いというと固定資産税はないのかしらんと思ってしまう。電話ボックスの最後のシーン、電話ボックスってなあに?と言う孫世代の声が聞こえそう。私好きなのよこんなこと思いながらベティ読むの2015/11/07
chiyuki
2
★★★★★2015/11/29
akiyuki_1717
0
今回はいつもと違ってヒロインがある程度のお金持ちの家の娘だけど、看護婦として働いていて、いつも通りのケチで冷ていてなかなか式の日取りを決めないどころか五年も待ってくれというぼんくら男の婚約者が居る。ヒロインは服の購入を辞められない結構な浪費家。ヒーローは割と積極的に見えるんだけど、今度はヒロインが鈍感で、ヒステリー気味。オランダ人って相手の気持ちが確認できるまで告白しない人が多いのか?ベティーさんの作品をまとめて読み始めたら、どの話も同じで、題名みても内容が思い出せなくなってきた。2021/09/29
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