内容説明
地道に働くまじめな娘が、男爵の秘書に抜擢され……。
病気がちな母を世話しながらタイピストとして働くサリーナは、年頃の娘らしい楽しみを持ったことがなかった。たまには、今とは違う人生を夢見ることもあったが、けなげに母を思う彼女はすぐにあきらめてしまうのだった。そんなある日、サリーナは人材派遣センターから依頼されて、マルク・テル・フォーレン医師のもとで臨時に働くことになった。するとオランダの男爵でもあるマルクが、今度秘書が退職するので、代わりに彼の国へ一緒についてきてほしいという。このハンサムなドクターと? お母さんのことはどうすればいいの?サリーナの心を、希望と困惑が駆け抜けた。
■唯一無二の作風で愛されるB・ニールズの名作をお贈りいたします。初めこそ無愛想で傲慢な皮肉屋に見えるヒーローですが、陰ながらも大いにヒロインを支える姿がなんとも魅力的です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
びわ
7
ヒロイン母が子供でわがまま過ぎて…。再婚相手の男性はどこに惹かれたんだ?ヒーローは、相変わらずヒロイン放置。あれで、愛されてると気づく女性がいるだろうか?ライバル女はでてこないけど。仕事させすぎじゃないかなあ。ヒロインは、相変わらず純粋で働きやさんでよいこだった。今までの苦労の分も幸せになって欲しい。ヒロイン母にたかられないといいな。2016/02/22
rokoroko
5
此の話に出てくる(作者の話ではよくある)利己的な言動を繰り返す母親って実母にそっくり。週に一度実家に行くたび、このヒロインのようにやるせない気分になる。娘を生活の道具の一つの様にしか見ない母親って確かにいるのね。ベティもそんな母をもってたのかしら。、最近認知も進んでる実母の言動思い起こして、ヒロインと同じ様に孤独を感じること多い。母だから愛に満ち溢れてるという思い込みがあるからがっかりするのだけど。物語の医師+男爵との恋は素敵よ。(そんな話だった)2016/02/05
rokoroko
1
再読。2016/11/13
chiyuki
1
★★★★★2016/02/20