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内容説明
15世紀、中央ヨーロッパで巻き起こるフス派とカトリック派の熾烈な宗教戦争。英雄ヤン・ジシュカの死から5年。フス派軍はカトリック派の周辺諸国と戦い続けていたが、シャールカは記憶を失い旅芸人の一座に加わっていた。マリーと名乗り、踊り子として暮らすシャールカは、巡業で訪れたフランスで聖女ジャンヌ・ダルクと知り合う。歴史に翻弄される二人の乙女の運命は――――!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
T.Y.
11
なんと一気に5年の時が流れ1430年、川に流されたシャールカは記憶を失い、ドイツはニュルンベルクの旅芸人一座で「マリー」として暮らしていた。さらに流れ着いた先のフランスでは…まさかジャンヌ・ダルクと絡むとは思わず。しかし確かに時代的に合ってはいるのか。ジャンヌの裁判は別作品でも描かれたが、ボーフォート枢機卿とシャールカの慈愛が異なる味わいを与える。ただ今回はフス戦争の様子もほとんど描かれず、シャールカが自分を取り戻し帰還するまでの旅+友情出演という感じ。いよいよ次からがフス派と戦争のクライマックスか?2018/07/15
なっぱaaua
7
あれから5年経ってしまった。シャールカは何でこんなにも苦難に会うのか。記憶を失って踊り子へ。まさかのジャンヌ・ダルク登場。そして身代わりになるなんて。男女平等なんてまだ無かった時代。女性の権利は日本だけでなく、世界でも低かった。シャールカは無敵のフス派に戻ったけど、史実ではこの後下がる一方。どんな結末になるのか。やはり悲しい物語で幕を閉じるのか…。読むのが辛いが、最後まで読む。2018/09/18
kasagumo
7
ジャンヌ・ダルクとの邂逅を経て、シャールカの数奇な運命は再びフス戦争へ。ボーフォート卿が優しくて可愛いおじいちゃんな一方、やっぱりコーション司教えげつない。ジャンヌ自体の登場場面は約3話分とそう多くはないので、『ダンス・マカブル』も併せて読むと、より掘り下げられると思われます。作中では一気に5年が経過したことで、否応でも「残り時間」を意識してしまう。そんな恐れと見届けたい気持ちとを抱えながら次巻を待ちたい。ちなみに白猫座での仕事内容はちょっとショックでした……(何。2018/07/12
フカミ
5
確かに時代が重なっているとは言え、まさかこの二人が邂逅するとは思ってもみませんでしたよ。毎度毎度何が起こるかわからない漫画です。物語もいよいよ最終局面を迎えそうです。力に訴えた者は、ちからによっれねじ伏せられる・・・辛い結末も覚悟せねばならないのか?!2018/07/16
capeta
3
記憶喪失からの、ジャンヌダルク登場、身代わり、そして帰京。なにを言ってるのかわからんぐらいの怒涛の展開だなぁ。2019/12/04