内容説明
大人気シリーズのWEB公開分最終巻。世界は戦場と化し、多くの命が失われる。幸助が、エリスが、ウィアーレが、おなじみの登場人物も闘い続ける。新たなる世界のために。
死別。誰にでも訪れるもの。人間にも動物にも魔物にも竜にも神にも。それを嘆いた者がいた。天才。常人よりも優れた才を持つ者。この言葉に偽りなどない者がいた。二人の道が重なって、小さな火が生まれた。数年をかけて大きく育った火はセブシック大陸を焼き尽くそうとする。その火の影を幸助は見たことがある。獣人とエルフとの出会いの場で。神が炎となる寸前の火に気づき、消すために動く。多くの種族、古き英雄、貴族平民の垣根なく巻き込み大きな戦の始まりとなる。命が散り行く戦場で、神に乞われた幸助もその剣を振るう。幾多の魔物の命を散らし、その中で幸助は知りたかったことを知る。それは望んでいた答えではなく、されどどうしようもなくどうにもならない思いをぶつけ、さらに多くの魔物が命を散らすことになる。戦う者たちは知らない。生まれた火が一つではないことを。
赤雪 トナ(アカユキトナ): 1981年九州北部に誕生。活発すぎる幼少期から現在へと経過していくうちに大人しくなっていく。中学の頃に読んだTRPGリプレイが原因でライトノベルにはまっていった。
碧 風羽(ミドリフウ):イラストレーター。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
sion
3
Web版終了。ここからは書籍で読みます。 竜と神の便利屋になってる所が面白かった。感想を読むと、あれ?書籍とけっこう差があるのかな?2014/01/28
nawade
3
★★☆☆☆ 本編完結+外伝1のエピソードを間引いて掲載。Web版未読だけど、書籍版は改善点あるのだろうか?ひょっとしてイラストだけ?それにしても、本巻はWeb小説を再構成せずに書籍化した弊害が強く現れている。Web小説だと1話1話掲載なので目立たないんだろうけど、こうして1冊にまとまってしまうと、伏線の貼り方や巻としてのまとまりの無さ、そして最終エピソードなのに盛り上げようという気概が全く感じられない呆気なさに物足りなさを感じてしまう。変に大きなバトル要素を設けなかった中盤の方が楽しめました。2013/07/10
かなた
3
★3。一区切りついたのかな?2013/06/30
たく@ぼっち党員
2
この世界に歴史を残す大戦…のはずなのに、前半だけであっさり消化されてしまっている…。そして、対邪神。今まで一番分厚かったこともあり、内容としても、けっこうな量が収録されている。良くも悪くも、面白さとしては今までの巻と一緒。2016/08/26
アクセプター
2
前巻と変らず楽しかった。しかし、ストーリーのみ読まされた感があるのは何故?もっと日常のショートストーリーを楽しめるかと期待していたんだけど…2013/07/04