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内容説明
波瀾の全国高校文芸コンクール!!
デビュー小説『お伽の庭』が、芥川賞と直木賞をW受賞するという快挙を成し遂げた鮎喰響。驚異的な現役JKの存在にざわめく世の中。
響に目をつけた天才プロデューサー・津久井との対決も終わり、響にも平穏な日常が戻る。
そんな中、文芸部は花代子の発案で全国高校文芸コンクールに参加することに!
響という圧倒的天才に焦がれる同じ文芸部の1年生の咲希は、コンクールで自分の夢に挑戦する!果たしてその結果はいかに……
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
海猫
106
今回はサブタイトルの「小説家になる方法」にフォーカスした内容だった。ごく普通の努力をして小説家を目指す少女も出てくるし、努力して芥川賞をとる作家もいる。そこはそこで感動的でもあるかもしれない。でも、いつの間にか小説家になっていた、と普通に言い切る響の恐ろしさよ。私が好きなテーマである「才能と努力」が描かれた巻。あとお話に政治が絡んできたけど、これどうなるんかね?2020/01/25
hiro
81
前巻は、小説家になる方法とは関係ない響のもう一つの特技?津久井Pの成敗で終わってしまったが、トラブルメーカーの新部長・花代子の思いつきのおかげで、響が望みもしない賞の受賞や、あれから一年たって新たな芥川・直木賞の発表とか、本題の小説家になる方法に戻った感じが強い第9巻だった。やっぱり、響基準の暴力よりも、小説家になる方法のほうが面白い。ただ、響と総理大臣を目指す加賀美大臣との対決を予感させるラストが気になった。2018/07/15
ムーミン2号
42
どこへ行くんだろうと思わされたストーリーは、少し軌道が戻ってまた小説を書くという方向へ向かう。今度は高校文芸コンクールに部活の一環で参加したところ、2時間で書いたものが最優秀になってしまう響。実は文部科学大臣が表彰するのでマスコミにも取り上げられるため、響が入部してからはリカが避けていたのだが、それが引き継がれていなかった。ラストは総裁選に出馬しようという文科大臣が、何か決め手が欲しいと思っていたところに響が出てくるので、「これだ!」と利用を目論むところで終わっている。また次巻では何か起こりそうだ。2018/04/28
山田太郎
39
出来過ぎというかご都合主義みたいな感じもしますが、マンガなんでこのくらいの天才っぷりでいくほうが、清々しくて面白いと思いました。いまいち絵柄は苦手だと思いました。2018/06/06
よっち
39
響という天才を比較の尺度にするのがそもそも間違いなんでしょうけど、圧倒的な存在感を目の当たりにして、積み重ねてきた人は自信喪失することもあるし、逆にどれだけでたらめな存在か分からない人は自分もとか勘違いするのが興味深いですね。流れからするとついに総裁選まで影響及ぼしちゃうんでしょうか(苦笑)2018/05/06