ビッグコミックススペシャル<br> カムイ伝全集 第一部(8)

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ビッグコミックススペシャル
カムイ伝全集 第一部(8)

  • 著者名:白土三平【作】
  • 価格 ¥1,100(本体¥1,000)
  • 小学館(2017/12発売)
  • ポイント 10pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784091878588

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内容説明

▼第1章/怒涛▼第2章/査問▼第3章/蔵六(ぞうろく)屋敷▼第4章/不穏▼第5章/飢餓●主な登場人物/カムイ(下忍となった夙谷の民)、正助(才覚あふれる農民の若き指導者)、草加竜之進(謀殺された次席家老の遺児)●あらすじ/正助の指揮による新田開発により、領民の生活は飛躍的に向上した。領民の喜びも束の間、財政難に悩む藩主は橘軍太夫の進言を取り入れ、新田から新たな年貢を取り立てる計画を立てる。この動きを察知した領民の不満は爆発寸前となり、一揆に発展しそうな気配をみせる。一方幕府は、日置藩の改易を目論んでいたが、七万石の小藩にもかかわらず日置藩には、幕府もうかつに手を出せない秘密の切り札を持っているらしい。幕府首脳は、その秘密を探るべく日置領内には多くの隠密が放つ。その隠密のひとりであるカムイは、日置藩の秘密を解く鍵が城代家老屋敷で飼われているカメにあるのではないかと目星を付けて…?●その他の登場人物/弥助(カムイの父)、ナナ(正助を愛するカムイの姉)、一太郎(正助とナナの子)、ダンズリ(正助の父)、橘軍太夫(日置藩目付)、笹一角(元・日置藩剣法指南役)、花巻村の庄屋(正助が住む村の保守的な庄屋)、竹間沢村の庄屋(正助の良き理解者)、横目(夙谷の頭)、サエサ(横目の娘。くの一となって愛するカムイの後を追う)、赤目(抜忍。カムイの忍びの師で「日の市」と名を変え、夢屋に協力する)、日置藩主(暗愚な領主)、三角(日置藩城代家老)、左卜伝(弓術の達人の名をかたる公儀隠密)、水無月右近(剣豪の浪人)、スダレ(かつての一揆の首謀者・苔丸。夙谷に正体を隠して住む)、夢の七兵衛(財力で権力に対抗しようとする、商才のある新興商人)、蔵屋(日置藩のご用商人)、鏡隼人(蔵屋の用心棒の美剣士。カムイの変装)、キク(隠れキリシタンの娘)、クシロ(海を愛する漁民)、小六(娘の非業のために精神異常となった農民)、搦の手風(カムイの命を狙う忍者)、権(正助の友)、シブタレ(密告専門の小悪党)、アケミ(権と相思相愛の娘)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

出世八五郎

15
この作品は現代日本を表現しており、決して古くない永遠のテーマかも知れない。世の中、正規社員が非正規社員を“底辺”扱いし馬鹿にするようですが、作品の中で〈非正規社員=非人;正規社員=百姓〉という見方をすれば、現代と変わらぬ描き方がされているのが分かります。正規社員も、安定した勝ち組(=本百姓)と社畜(=下人)に分けて見ることが出来る。社畜は勝ち組になる事を望みますが経営者or世の中(=庄屋)や支配者(=武士階級)が其を拒みます。2016/01/27

コリエル

5
百姓とその下の非人はどこまでも搾取され続け、いくら工夫して生活を向上させようとしてもお上が先回りして実りを奪おうとするところは現代に通ずる。その中でゴンの個人的な悲恋やキクと切支丹を巡る悲劇も。いつも通り暗いぜ。2023/04/26

留々家

1
尻ENDとは…たまげたなあ2013/05/25

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