内容説明
平穏な江戸に忍び寄る凶々しい殺気の闇が侵しはじめた!
軽格ながら直参三人の斬死体が発見された。
怨みか? 内輪揉めによる立ち合いの果ての悲劇なのか?
田宮流抜刀術の達人矢内栄次郎は、八丁堀与力の崎田孫兵衛から、奇妙な連続斬死事件を聞かされた。「最初は霊巌寺裏で、次は万年橋近くの大川辺。そして今日は鉄砲洲稲荷だ。三人共直参で、刀を抜き合わせ、立ち合いの末に斬られており、相手はかなりの手練と思われる。なぜか三人共印籠を盗まれている。立ち合いの理由も印籠持ち去りの理由もわからない……」
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
とし
97
栄次郎江戸暦[闇仕合(上)]16巻。不可解な連続斬死事件に巻き込まれた矢内栄次郎さん、やがて賭け試合で負けた者の死体と判るが、やがて事件を解決するため賭け試合に出勝利し首謀者を追い詰めることができたが、敗れた赤木鬼造の謎の言葉が下巻へと続く、次巻待ちです。2016/11/11
ひさか
13
2016年10月二見時代小説文庫刊。書下ろし。シリーズ16作目。兄の手伝いで、連続斬死事件に関わる栄次郎。あらためて栄次郎の強さを実感できる話でした。行きあたりばったり感のある探索は、謎に翻弄される栄次郎達の思いがよくわかり、現実感があります。謎は続き、次巻が待ち遠しいです。2021/06/09
あねさ~act3 毎年どれだけ積読を減らせるかが勝負😂
6
最初っから読みやすくスルスル行きます。 半分を越えた辺りで何となく先が読めてしまった気がして…………失速…………。 結局予想の範囲内だったので途中下車。 気が向いたら下巻も読むかも?今は良いや…………😅 2022/03/13
あかんべ
5
まだまだ一波乱も二波乱もありそう。2016/12/08
goodchoice
3
栄次郎の謎解きがゆっくり進んでいくところはいいけど、まだ続きがあるので、すべてが終わってから。2016/11/17