二見時代小説文庫<br> 永代橋哀歌 - 栄次郎江戸暦12

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二見時代小説文庫
永代橋哀歌 - 栄次郎江戸暦12

  • 著者名:小杉健治
  • 価格 ¥770(本体¥700)
  • 二見書房(2015/11発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784576141121

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内容説明

日本中を震撼させた永代橋崩落から17年後、奇怪な連続殺人事件!

鉄砲洲稲荷で蕎麦屋田之吉、湯島天神で煙草売り又五郎が相次いで殺された。
死者の懐中に残された、五人の名を記した謎の書付け。

〈連続殺人事件解明の前に立ちはだかる、永代橋崩落事故〉田宮流抜刀術の達人で杵屋門下の三味線の名手矢内栄次郎は、奇怪な連続殺人事件に巻き込まれた。鉄砲洲稲荷で蕎麦屋の田之吉、湯島天神で煙草売りの又五郎が刺殺されたのだが、二人の死者の懐中に残された五人の名を記した謎の書付けは何を物語るのか。いったい誰が? 何の怨みで?

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

とし

77
栄次郎江戸暦「永代橋哀歌」12巻。三味線の稽古を終え師匠の家を出たところで、商人風の男に声をかけた栄次郎、やがて十年前の永代橋崩落事故に絡む不可解に事件に巻き込まれる物語、結末は良かった。2014/09/16

chacha

9
シリーズ12。2つの事件が絡み合いながらも 栄三郎が関り解決へと導いていく。老朽した永代橋が崩壊したことでたくさんの犠牲者を出し それによって人生が狂った人たち。武家社会は対面だけを考えて 市井の人のことは考えなかったのだろうか。なかなか凝った話でいっき読みでした。でも、なんとなく 上手くできすぎた感はありますね。2018/02/24

あかんべ

7
武家の位の高い家に生まれながら、事情(母方が多い)により、他家で育った男が生家に呼び戻されるが、市井で暮らすことを選ぶ。というのは時代小説よくある設定。栄次郎もそうだが、捕物に絡められると岡っ引きのような探索を仕事以外にすることになる。その姿は将来の藩主とは到底重ならない。けど武家がかかわると頼ったりしてなんか中途半端な気分に陥る。2014/10/26

ひさか

5
2014年9月二見時代小説文庫刊。書下ろし。シリーズ12作目。連続殺人事件を追う栄次郎。謎解きの楽しみがある展開が楽しかった。2018/05/08

いつでも母さん

4
栄次郎シリーズ、もう12巻目になるのね。今回も小杉先生の巧さに参ったなぁ。一気に読了。なんだろう・・この圧倒的な落ち着き方。やっぱり私の好きな作家だ。2014/10/16

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