内容説明
天保十一年、梅雨。今日もひまをもてあまし、大川の河岸で釣り糸を垂れるお公家さま……誰あろう、この男こそが、中納言という雲上人の身でありながら、難事件の探索がなによりも好きという公家さま同心・飛鳥業平である。同心の三次郎、岡っ引きの寅吉とともに悪を退治するという、型破りな公家さまだが、今回、そんな業平の前に現れたのは、ある藩士を斬って脱藩した侍と、その仇を討とうと江戸にやってきた息子。仇討とひとことで言えば簡単だが、それぞれの武士たちは、そんな暗い事情を感じさせぬ好人物。なにやら、深い謎と闇が隠されているようだが……。ますます絶好調の大人気シリーズ第八弾。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぶんぶん
18
【図書館】「公家さま同心」8巻目、今回はとあることから「仇討ち」騒ぎに巻き込まれる業平を描く。仇討ち自体がやらせで裏側には巨大な陰謀が隠されていた。 業平と「モリヤ―ティ」更に「お理久」も巻き込んで話はますます複雑に。 こうなって来ると「三次郎」「寅松」のドタバタは付け足しの様にもみられる。 果たして、どんな按配になるのやら・・・ますます、眼が離せない「公家さま同心」である。2021/05/25
ひかつば@呑ん読会堪能中
7
随分と久しぶりの公家さま飛鳥業平。今回はひょんなことから別々に知ることになった浜松藩士2人が仇同士だったという話。浜松藩と言えば藩主は幕政改革を進める老中首座水野忠邦、公家さまの宿敵守屋貞にとっては煩わしい相手。どうやら次巻では大物二人と公家さまが絡むことになりそう、というところで終わるが、肝心の仇討と他の2つの小話はテキトーそのもので思わず苦笑い。2013/09/10
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