内容説明
市井の商人の寮に住み、御三家の水戸屋敷に網代駕籠で通う謎の男、飛鳥業平。白い狩衣に立て烏帽子、まるでどこぞの神主のような装いであるが、なんとこの業平、京の都では中納言という位。有力大名ですら足元にひれ伏す、やんごとなきお公家さまであった。ひょんなことから業平と知り合った定町廻り同心・和藤田三次郎は、この風変わりなお公家さまの護衛を命じられる。貴人のお守りという退屈な任務にしょげる三次郎であったが、当の業平は、同心の仕事に興味を抱き、持ち前の明晰な頭脳と鞍馬流の秘剣で、さまざまな難事件をあざやかに解決していく!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぶんぶん
15
【図書館】シリーズ第2弾! 「黒子美人屋敷」赤毛同盟を思わせます、益々、ホームズに似せて来た。 賛否あるようだが、所詮、著者の世界観、良いんじゃありませんか。 第一、宿敵まで現れちゃった。 三河島の御前・守屋貞斎=モリアーティが登場。 従四位下侍従の官位で大奥出入り自由の家柄、これは、業平も、うかうかしていられない。 早速、横槍を入れて来た。 シリーズをもう少し楽しみたいと思います。 2021/05/11
かおる
7
うっかり続巻。でも気にせず読めた。ファンタジー色のない映画版陰陽師のようなイメージ。2013/04/09
あかんべ
6
1巻から読みたかったが、2巻が先に手に入ったため読んだが、残念ながら主人公の業平が好きになれない。和藤田三次朗をわとさんと呼んで、ホームズ、ワトソンを無理やり気取っている風なのもいただけない。すっかりこのシリーズ読む気をなくした。2015/02/14
ひかつば@呑ん読会堪能中
5
公家さまが謎を解く第2弾。う~ん、ワトソンだけでなく宿敵モリアティも登場させましたか。ゆるりとした何とも言えないテンポが好きだったのだが、鳥居も出てきちゃうし、毛色が変わってしまったのが残念。2012/11/05
M2
3
業平と三次郎、寅吉、お紺の掛け合いが相変わらず楽しい。推理部分は無理があったり推理というほどでもなかったり。謎解きよりも人助けの方向で活躍した方が面白くなるのでは?貞斎との攻防戦は次巻にも期待。金に鷹揚なふりをして実は金に細かいって本当に嫌な奴。2011/08/10
-
- 電子書籍
- 執着系黒幕一家のお世話係になりました!…
-
- 電子書籍
- ヴェールの聖女 ~醜いと誤解された聖女…
-
- 電子書籍
- 美しき義賊【分冊】 8巻 ハーレクイン…
-
- 電子書籍
- トリニティセブン アナスタシア聖伝 1…
-
- 電子書籍
- 問題は右でも左でもなく下である ~時代…