内容説明
京の名家に生まれた飛鳥業平は、町人や武士にとってはまさに雲上人である、従三位権中納言。古今東西の知識、教養を身につけているばかりか、鞍馬流剣法の腕前も天下一品。江戸の町屋に「公家さま同心萬相談所」なる看板をかかげ、同心の三次郎や岡っ引きの寅吉とともに、市井に巻き起こるさまざまな事件を解決していた。そんな業平の最大の敵といえば、三河島の御前こと守屋貞斎。大奥の力を背景にして、幕閣に勢力をのばす影の実力者である。これまでにも、ことあるごとに衝突を繰り返してきた業平と貞斎……ついに、その雌雄を決するときがやってきた!大人気の公家さまシリーズ第一部が、ここに堂々の完結!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ぶんぶん
18
【図書館】シリーズ・大団円。 「闇の稲荷」の解決の仕方に、やや難ありと言う感じだが、とにかく、「モリヤティー」の手先の前原は自死した、そして張本人の悪も滅びた。 めでたし、めでたし。 業平は京に帰る、飄々として。 とにかく、三次郎と寅吉のトリオは相変わらずの掛け合いで、凄く良かった。 業平のキャラクターも良かった、ちょっと現実味はないが、痛快時代劇にはこの位で良いのでは。 考えなしにシリーズを読めたのが何よりでした。2021/05/29
小梅さん。
8
大好きなシリーズもこれで完結。 寂しいよ~。2015/02/19
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