小学館文庫 からくりサーカス 〈２１〉

藤田和日郎

小学館（2019/01発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 376p／高さ 15cm
• 商品コード 9784091933867
• NDC分類 726.1
• Cコード C0179

出版社内容情報

人類に残された希望とは！？

<転送>を受けた勝は、フェイスレスとともにロケットへ向かい、捕らわれたエレオノールの前で芝居を続ける。そして、始まるカウントダウン。宇宙ステーションへと旅だった機内に残ったのは……!? 激闘を終えた人々は、フウとエリ公女に保護され、最後の戦いに備えるのだった。

【編集担当からのおすすめ情報】
藤田和日郎の長編第2弾「からくりサーカス」が、待望の文庫化。各巻にポイントを振り返るコラムを掲載し、複雑な物語をわかりやすく解説していきます。また、カバーを外した表紙には、著者の制作ノートからラフイラストや初期設定画などを本邦初公開！ サーカス、人形、からくり……3つのキーワードが、時代を超えて絡まり合う冒険活劇を、余すところなく収録する全22巻、ついに発動したフェイスレスの計画に、抗う人間たちの姿が描かれる第21巻の登場です!!



藤田 和日郎［フジタ カズヒロ］
著・文・その他

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[うさみＰ]

いくら愛せども愛されず、３度目の失恋で自暴自棄とは惨め過ぎるぞフェイスレス。銀色の悪意に覆い尽くされた地球。笑顔の為に地球を救う。頼れるのは町サーカスの一団だけ。人類の命運を舞台にした最後のサーカスが始まる。まだ恋も知らぬ男の胸に抱かれて相思愛を語るコロンビーヌ、娘の幸せを見送る為に残り僅かな命を孤独な舞台に差し出すギィ、亡き愛弟の仇であり自身の元凶に向けて銀に輝く黒い流星を放つヴィルマ。憎しみの黒の奥に輝く暖かな光を知るのはやはり恋をしていた女性だった。

2019/01/16

[k. h]

次巻で完結。コロンビーヌやギィ、ヴィルマが退場する。幸せにおなりは前読んだときよりも染みる気がする。

2019/06/06