講談社文庫<br> 百寺巡礼 第四巻 滋賀・東海

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講談社文庫
百寺巡礼 第四巻 滋賀・東海

  • 著者名:五木寛之【著】
  • 価格 ¥682(本体¥620)
  • 講談社(2017/07発売)
  • 2025→2026年!Kinoppy電子書籍・電子洋書全点ポイント30倍キャンペーン(~1/1)
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  • ISBN:9784062762144

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内容説明

豊かな水をたたえる琵琶湖に抱かれた近江国へ。三井寺の霊験あらたかな泉や、永保寺を囲む奇岩巨石。名刹、延暦寺を深い霧で包み込む深山幽谷。 石山寺では蓮如と母の哀切な物語に出会い、百済寺では亡き故郷を望む渡来人の心に思いを馳せる。鐘の音とともに伝わり来る、数千年の時の流れを感じて。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

chantal(シャンタール)

86
このシリーズを読むと本当に心が落ち着く。滋賀県は京都や奈良の影に隠れているが、実は良いお寺や仏像が沢山ある所なのだ。人口当たりのお寺の数は全国一とか。いつかはちゃんとお寺巡りしたい。最澄の「一隅を照らすこれ則ち国宝なり」と言う言葉を心に刻んで延暦寺を訪れたい、永保寺の座禅石で座禅組みたい、等々夢が広がる。今回は西国三十三札所のお寺が二つ入っていたので、巡礼についても語られる。私も「遊行期」に入って、あてどない死への旅としての巡礼もいいかもしれないなんて思ったり。何処かでお遍路として野垂れ死ぬのもありだな。2021/01/12

優希

71
滋賀・東海の寺院が紹介されていますが、全く未知の土地のものなので興味深かったです。延暦寺は歴史で既知の寺だったので、かなり面白かったです。未知の寺院の物語を覗くことができるこのシリーズ、すっかりハマりました。2018/07/14

ちゃとら

48
滋賀の旅に行く前に読みたかったと少し後悔。日本で一番人口あたりの寺の数が多いのは京都でも奈良でもなく、なんと滋賀県だった!とあった。湖東三山の西明寺と百済寺。西国三十三所の満願寺、華厳寺等々、興味深く読了。また行きたくなりました。寺は石段が多い。鍛えてとっとと行かないと、いつか行けなくなるかもしれない😨と少し不安に。五木寛之さんの健脚は尊敬します🫡2023/12/20

クラムボン

14
この巻は滋賀のお寺が中心。延暦寺や三井寺、石山寺など有名なお寺が多いです。でも私が気になったのは、岐阜県多治見市の《永保寺》というお寺。初めて知りました。夢想疎石の開山で禅宗の名刹、殊に庭園が素晴らしいようだ。五木さんの一期前の直木賞作家、立原正秋が永保寺を訪れた時のエッセイを紹介する。「…生まれ育った韓国の禅寺に似ている」と述懐する。(五木さんも朝鮮半島の生まれ) 堂宇を見下ろす夢想疎石が瞑想した坐禅石で五木さんも座禅を組むのだが…そこで突き上げるようなエネルギーを感じた…奇妙なめまいだと表現してます。2021/07/21

ikedama99

9
寝床で読む本。一日一節ずつ読み進めた。そのくらいがちょうどいい。知らないお寺がほとんどだったが、読んでいて思いや姿がつながる印象を持った。今度は第5巻へ2022/11/05

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