講談社文庫<br> 百寺巡礼 第一巻 奈良

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講談社文庫
百寺巡礼 第一巻 奈良

  • 著者名:五木寛之【著】
  • 価格 ¥693(本体¥630)
  • 講談社(2017/07発売)
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  • ISBN:9784062761413

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内容説明

古寺、名刹のある場所には、不思議なエネルギーがある。それを体で感じ、新しい命を悠久の歴史に思う。第1巻は古の都、奈良。小雪の舞う室生寺、聖徳太子の強く深い想いが込められた法隆寺、優しさをいまに伝える中宮寺の半跏思惟像、「苔の海」が輝く秋篠寺――。私の「百寺巡礼」の旅が始まる。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

優希

88
奈良は何度も行っており、お寺も行き尽くした感がありますが、改めて見るべき視点を教えられたような気がします。また奈良に行く機会があり、ここに紹介されたお寺をまわることがあれば、また新たな見方で寺院観光ができそうです。2018/06/20

chantal(シャンタール)

86
「久しぶりに奈良に行きたい」と先日父が突然言い出した。これ幸い、今度その旅に便乗させてもらおうと思いこの第一巻を読む。奈良の各寺だけあって、有名な仏像も沢山登場する。ああ、今すぐにでも見仏に行きたい。現在多くの場所で様々な巡礼があるという件で「同行二人」の話題になる。「誰かと一緒と言う感覚はとても大事だろう」と五木さんは言う。「誰かが常に見ていてくれる、誰かの声が聞こえる。そんな目に見えない誰かを持つこと。それが、実は宗教というものなのではなかろうか。」そんな言葉がストンと胸に落ちる。早く奈良へ行きたい!2019/06/17

Book & Travel

43
京都編に続いて第一巻の奈良編を手に取る。何れも有名な十の寺院で、好きな薬師寺、唐招提寺など半数は自分も訪れたことがあった。文章は読み易く、寺内の場景と歴史、込められた人々の思い、著者の思索とバランス良く読める。特に休筆して仏教を学んだという五木氏の仏教的思索は、実体験に基づいていて心に響く所が多かった。周辺国に認められるために国家建設に邁進した時代のパワーと、千二百年以上前に都としての役割を終えたが故の穏やかさの両方を感じられるのが、飛鳥・奈良の魅力ではないかと思う。いつかまたゆっくり廻ってみたいものだ。2020/09/24

Kajitt22

32
和辻哲郎『古寺巡礼』唐招提寺の文章に惹かれ、数十年前家族と一緒に奈良で正月を過ごしたことがあった。仏教や寺院にはそれほど関心はなかったのに、『古寺巡礼』の表現通りの金堂の屋根の美しさに妙に感心したのを思い出した。『百寺巡礼』の京都が期待以上の読み応えがあったので、第1巻奈良も手に取ったが、これはもう一度奈良へ行かねばなるまい。和辻哲郎の再読にも挑戦したい。2020/12/08

no.ma

21
室生寺から始まる第一巻は奈良ではおなじみのお寺ばかりですが、五木寛之の目で見たお寺はとても新鮮で、新しい発見もありました。情報がぎゅうぎゅうに詰まった旅行ガイドとは違い、ポイントをついた清冽な文章でお寺の特徴を綴ります。私は奈良に住んでいたことがあるのに秋篠寺や當麻寺には行ったことがなく、東大寺の「大湯屋」は知りませんでした。いつの日か本の順番で百寺巡礼してみたいものです。2023/08/04

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