集英社コバルト文庫 ちょー葬送行進曲

著者名：野梨原花南【著】/宮城とおこ【イラストレーター】

集英社（2017/05発売）

• ISBN：9784086003025

内容説明

トードリアの先王崩御の知らせを聞き、首都リアディに駆け付けたジオラルドとダイヤモンド。三つ子はラボトロームのアラン王子に預けたままだ。宰相ライーによると、先王は毒殺されたらしいが、ジオに真犯人を教えてくれない。しかも、ジオが母親のキスラロール王妃を訪ねている間、ダイヤが何者かにさらわれてしまい…!?　コバーリム編突入前のジオとダイヤを描く、スペシャルストーリー!!

目次

第一章　王子の帰還
第二章　塔の上の破魔の姫君
第三章　場違いな音楽
第四章　魔法使いのお着き
第五章　王子の鍵
第六章　正統党
第七章　大葬
第八章　水のはなし
第九章　カリナンの湖
第十章　そして葬儀は終わる
あとがき

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[ｱｶﾂ04号]

シリーズ20冊目の番外編。時系列ではコバーリム編の前？ ジオの父親の葬儀に併せて組まれるクーデターに巻き込まれるお話。やっぱりダイヤ好きだなぁー！！ 本編の結末まで知っているのでサリタが出てくるとどうしようもない気持ちになる。サリタはトードリアでも幸せだったんだなぁ。あとがきから本来なかったはずの話のようだが、初期の頃のノリで楽しい一冊だったのでとても良かった。そういえば凄いロイヤルな人たちでしたね、この人達……。(12/28-1/4)【23-1】

2023/01/04

[マッピー]

番外編です。ジオのお父さんが亡くなったので、お葬式のために国に戻ったジオとダイヤ。しかし国元では、現国王（というか女王）のリブロを廃して、ジオを国王にという声が高まりつつある。そんな中にジオが帰って来たものだから…。ストーリーはさておき。魔王になる前のタロットワークと、スマートやアラン王子の三バカの愉快なやりとりを読むと、その後のタロットワークの運命を思い切なくなる。

2022/07/26

[naota]

ジオラルドの両親がお茶目で笑えた。どんなお姿をされてるのか見てみたかった。ダイヤモンド曰くジオラルドに似た母君とあり。そういえばベルトリードも描写なかったような…。男か女かもわかんないし。でもコミカルで良かった。

2012/09/24

[清梢]

サリタ達が感慨深すぎる気持ちが一周回ってもはやただ微笑ましい。

2004/02/10

[なこ]

キスラロールさん最高です。あんなに普段は勝気なダイヤモンドが、キスラロール妃の前ではひとりの小娘のように緊張してしまうのが可愛らしかった。

2011/01/17