内容説明
魔族の英雄の異名を持つ少女・宝珠(ほうじゅ)は、ぼろぼろの身体をした魔王サルドニュクスと対面する。予想外の魔王の行動に当惑する宝珠。一方、トードリア。ジオとダイヤの肉体がとじこめられた琥珀楡に集う、オニキス、サファイヤ、魔法使いたち。「世界の律がずれている…」リオ・アースは、子どもたちに笑いかけた。世界はまさに滅しようとしていた! 子どもたち編、クライマックスへ!
目次
第一章 極北の天体
第二章 一堂に会す
第三章 静かな道行き
第四章 世界の終わり
第五章 世界を救うための魔法
第六章 マジックマスター『底なしの密室』
第七章 サリタ・タロットワークと魔王
第八章 リターフへ
第九章 魔王の望みを叶え、魔王を害する。
第十章 世界が君を歓迎している
あとがき
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
マッピー
16
絶対に大団円を迎えると思っていたので、想定通り。だからちょっと長かったな。世界の破壊を止めるために、最高クラスの魔法使いやマジックマスターが必死で頑張っているのはわかるんだけど、頑張れば頑張るほど人間臭くなってスケールダウンしてしまう。で、大人が頑張っちゃってるから、子どもたちができることもあまりなく…。それでも、少しでも自分たちにできることがあれば、と、待機する。「やればできるだなんて絶対嘘でさ。だって出来ない事って絶対あるもん。やればできるんじゃなくて、やらなきゃ出来ないだけでさ」 2022/07/13
アカツ04号
11
本編最終巻。主要人物が全て揃って世界が終わりそうなのに何だか楽しそう(魔法使いたちは除く)。召喚したガーカ・カーカカーセスの試練が余りにも幸せで辛くて大号泣してしまった。世界の律が元に戻り7年越しに対峙したジオと魔王。7年も経てばそれなりに折り合いが付くよなと改めて思った。「人間は生きること自体が物語であり魔法だ」を人間辞めた魔法使いだった彼が言うのがとても複雑に新鮮。でも世界は歓迎している。読んで良かった。とても面白かった!(12/26-27)【2022-35】2022/12/27
てんかす
7
ジオが魔王とまた改たに関係を築いていこうとしたことが嬉しかったなぁ。このちょーシリーズからはとにかく諦めないことを教えてもらいました。自分を投げ出さずに、自分を信じること。自分を信じてくれている人達も信じること。自分のやろうと決めたこと、自分の意志に、自分の人生に責任を持って生きていくこと。それってほんとに大事なんだと。どんなに厳しい現実だとしても、みんながいるからその先の明るい未来を築いていこうと出来るちょーシリーズのキャラクター達が大好きです。2011/06/18
naota
6
いっきに最終巻を読み終えて、、、クラスターと宝珠のその後や、オリヴィアとヴァデラッツの馴れ初めやら、アラン王子とオパールに進展はあるのか、、、色々気になるのに、もう最終巻で、おしまいになっちゃった、、、でも、また魔王とジオラルドが仲良く過ごせるようになってるみたいで、素敵なかたちで終えれて良かった。2012/09/19
yumi
6
魔王とみんなとの再会場面が苦しくて切なくて哀しくて込み上げるものが止まらない。ジオと決着がついて、関係を再構築というか新たな関係を築けたのがすごく嬉しい。宝珠にありがとうを言いたい。そして、絢爛の春を迎え世界に歓迎されほっとする。彼らの物語はまだまだ続いて行くんだと思われる最後はこの物語らしく笑顔になれる。ちょーシリーズは生きる事、厳しさや優しさを教えてくた物語。優しくなれたり、時に突き刺さったり今の方が痛いほどだけど、だからこそ私にとってとてもとても大切な物語。2011/09/30
-
- 電子書籍
- その男のハイヒール【タテヨミ】プロロー…
-
- 電子書籍
- 熱いスクープ【分冊】 6巻 ハーレクイ…
-
- 電子書籍
- 一日のおわりに読むと気持ちがゆったりす…
-
- 電子書籍
- FAIRY GIRLS(2)
-
- 電子書籍
- がんぼ ナニワ悪道編(1)