内容説明
ダイヤのキスによって、ジオが獣から人間に戻ってはや８年。２人の間に生まれた三つ子は、アラン王子と一緒に暮らしていた。３年前、トードリアに出かけたジオとダイヤが、行方不明になってしまったからだった。そんなある日、アランは、奇妙な情報をつかむ。コバーリムの貴族の館に、ダイヤモンドと名乗る怪盗と、人語を喋る獣が現れたのだという……。痛快ファンタジー、第２弾！
目次
序章
第一章 メイドリーンの領地、怪盗ダイヤモンド伯爵登場の顛末
第二章 タロットワーク、就職する
第三章 失意のパリス・エンファラン
第四章 魔法使い、アガット・スノーサハラ
第五章 ロゼウス氏、賓客を迎える
第六章 薔薇の魔術
第七章 巫女、ミナ・テフロカ
あとがき
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
マッピー
16
前作から八年、ジオラルドとダイヤモンドは行方不明となり、ふたりの間に生まれた三つ子はアラン王子の下で暮らしていた。そんな時、ダイヤモンドと名乗る怪盗と人語を解する獣の噂を聞いて、三つ子（ジオとダイヤモンドの子どもたち）とふたりの魔法使い（スマートとタロットワーク）は行方不明の二人ではないかと、確かめるための旅に出る。しかし何故か怪盗は男で、獣は女なのだが…。こういう作品はキャラクターがストーリーを引っ張っていくのを楽しむものなので、ただただ流れに乗っかって読んでいこうと思っています。2021/11/03
ｱｶﾂ04号
16
シリーズ2冊目…にしては性転換とか展開が早すぎる。前巻の終わりで子供産まれてるよ凄いなー当時のコバルトとか思っていたら、もっと今作は凄かった。元々世界観がしっかりしていて面白かったけど、更に練り込まれていて楽しかったです。三つ子可愛いなー、カラーで見たいキャラクターが沢山いる。タロットワークが何だか明るくなってて良かったです。スマートのおかげ？ 3部作の1作目らしく、色々な伏線を散らして続く。【2019-14】2019/06/25
miyu
9
昔好きだった本の再読。3人の子供達を友人の元におき、姿を消したジオとダイヤ。3年が経ち、ようやく耳にした噂は、なぜかダイヤモンド伯爵と赤銅色の髪の女性でした･････女版ジオさん可愛い。見た目も中身も乙女。そりゃ世の男性はやられるわ。わたしはアガットさん好き。挿絵でアガットさんいっぱい描かれていて宮城さんに感謝。ジオさん夫婦も「中身がダイヤなら、体が男でももうなんでもいい自分を知って、さすがに恥ずかしくなる。それと同時に誇らしい。こんなに好きな人を、自分は見つけた。」安定のラブラブっぷりに満足です♪2013/05/22
梅みかん
7
前回きれいにまとまったと思ったけど、続きもブッ飛んでて面白い。順応性抜群のダイヤモンドと、戸惑ってるところが最高に可愛いジオラルド、そして、8年経ってしたたかさを身に付けたタロットワーク。次は三つ子の活躍をもっと見たい。2016/08/15
海星梨
6
KU。夜中に読み出したら止まらない。続きとか……続きとか……！ これは買うしかないわ。いい感じに緩くなったタロットワーク、愛する人のためにはかっちりした大臣でもやっちゃうライー、三つ子のお守りをするスマート。アランにもいい出会いをあげてくれー。2024/03/18
