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内容説明
※デジタル版には紙書籍の巻頭・巻末特集やコラムなどが収録されておりません。ご了承ください。【カバーイラストは村上もとか先生描きおろし!】景気がよく、民主主義的な政治がおこなわれた大正時代がおわると、恐慌が日本をおそいました。養蚕農家などが大打撃をこうむり、さまざまな社会問題を収拾できない政治家に対する不信感が世のなかに広がりました。こうしたなかで軍部は、外国と協調する日本の外交政策をひはんするようになりました。青年将校などによるテロや反乱が次つぎにおこり、戦争への足音が聞こえてきました。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
kinkin
75
本書より。景気がよく民主主義的な大正時代も関東大震災そして昭和。恐慌が日本をおそい養蚕農家などが打撃をこうむる。さまざまな社会問題を収拾できない政治家に対する不信感の蔓延。一方で軍部は外国と協調する日本の外交政策を批判するようになる。中国(満州)での軍事行動青年将校などによるテロ五・一五事件、二・二六事件や反乱が次々におこり戦争への足音が聞こえてきた。図書館にて2019/07/09
nbhd
13
さて、昭和の初め(1927年)に何があったのか?いくつかの出版社の学習まんが日本の歴史に共通するところでは、当然、昭和天皇の即位。そして『東京渡辺銀行の破綻』だ。この後、取付け騒ぎ、金融恐慌、昭和財閥メガバンク誕生という道をたどっていく(1929年の世界恐慌で追い打ち)。で、こうしたお金の問題をどう解決するかといえば、「満州の資源で何とかしよう!」って空気になる。日露戦争で10万人が血を流して手に入れた我が国の領土だし、って話→1931年、満州事変。国内でテロにおびえる政治家、軍部の物言いの強化で…2025/11/03
白いカラス
4
同じ過ちを起こさないように、この時代の日本を知る必要があると思います2019/10/22
そらないわ
2
昭和の初め。力でねじ伏せることが多いよう。世界からも孤立し、国内も不安定。世界恐慌、満州事変、国際連盟脱退、二・二六事件。2025/03/12
shimbo
2
塾のおすすめ(タイアップ?)教材として小学館のマンガ日本の歴史シリーズを全巻購入したけど、情報量が多すぎるのと絵が昭和の子供向けマンガ丸出しのためか、全く読まず2年が経過。他の出版社を試してみようと思い立ち集英社バージョンをあるだけ借りてみたら、『さすがジャンプの会社』と。小学館と比べるとストーリー性が高いと思う。この巻は、第二次世界大戦前、国際協調を守ろうとした政治家たちの努力がいかにして軍部や世論によって無力化していったかが、ストーリーだてて表現されている。やはり文民統治が肝要かと…。2022/07/29




