集英社みらい文庫 電車で行こう！ 60円で関東一周

著者名：豊田巧【著】/裕龍ながれ【イラストレーター】

集英社（2016/10発売）

• ISBN：9784083210303

内容説明

電車が大好きな小学生で結成された「トレイン・トラベル・チーム」。ある日、メンバーの未来が一枚の写真を持ち込んだことで、またもや事件が！　15年前に写された電車と場所をさがすため、リーダーの雄太をはじめ、メンバー一同は関東一周の旅に乗り出す。いろいろな電車に乗って、絶対見つけ出してやる！　と思っていたのに、関東一周の費用がたった６０円ってどういうこと!?

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[夜桜キハ]

このシリーズは最新刊の二巻以外集めているのですが、改めて再読。冬休みに大回りがしたくなって勉強がてら読みました。改めて、関東でも郊外に出れば様々なタイプの電車があるのだな……と。なんならディーゼル車もありますし、夢やロマンがあります……！そんな面白い電車も60円（大人は130円）で回れるとか凄すぎませんか！？その後のミーティングで書いてあるルートを使ってみようかな、と思案中。デッドセクションも体感してみたい……。久しぶりに鉄道ネタに触れたのですが、前のマニア感覚が戻ってきてる（笑）ちょっと計画立ててみます

2023/12/05

[さく]

関西住みなのに、フレッシュひたちとか、両毛線とか、息子のおかげでわかるようになっている自分に驚く。でも、デッドセクションなんて単語は知らなかった。雄太くんじゃないけど、乗ってみないとわからないことっていっぱいあるんだろうな。著者の豊田さんの電車愛が伝わってきて読んでいて楽しい。

2022/08/28

[❁Lei❁]

恋人おすすめ本。思い出の赤い電気機関車を探すため、たったの60円で関東を一周しよう！　というお話。ズルではなく、そういう乗車運賃の特例があるのですね。ドアを自分で開くタイプや、四人が向かい合って座れるシートのタイプなど、東京ではお目にかかれない電車がたくさん登場して楽しかったです。群馬や栃木を周り、福島の端っこまで行って帰ってこられる日帰り旅行。大人130円で、こんな冒険に出てみるのもいいなあと思いました。

2023/11/11

[千冬]

この巻で紹介されている関東一周ですが、事前に計画を立てるか、T3みたく時刻表に詳しい人が同行しないと、時間を食い過ぎて到着が真夜中になったりするのでご注意を。相変わらず謎解きもしっかりしていて、安定感抜群の児童向けトレインミステリです。

2012/06/05

[銀雪]

このシリーズの事件は若干設定に無理があるとは思うものの、電車ものとしては素直に楽しく読めた。特に、この本で参照されてる時刻表（交通新聞社「JR時刻表」2011年5月号）は、電車好きな彼氏に頼まれて買ってきたから手元にあったので、私も実際に時刻表を開きながら読んだ。この電車の乗り方は彼氏に教わって知ってはいたけど。あと、七海ちゃんが自由ヶ丘在住の設定だったけど、私の彼氏も自由ヶ丘出身なのでとても親近感。私も電車でプロポーズされたいかも、なんて（笑）。

2011/08/11