明治メランコリア（８）

著者名：リカチ【著】

講談社（2016/08発売）

• ISBN：9784063945164

内容説明

記憶をなくし、未だ大切な人たちとの過去を思い出せない鈴（すず）。一方、愛染（あいぜん）は自らの野望を叶えるための駒として鈴を手にいれようとしていた。愛染が危険な人物と知らぬまま、鈴は愛染と二人きりとなり――!?

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[すい]

鈴ちゃんへの想いを初めてはっきりと口に出した春時。その場面を見なくてもいいのに見ちゃう津軽。最後の切なそうな津軽の顔が、見ていて辛い。ひなの目的はなんとなくわかったけれど、津軽の覚悟も垣間見えた。だからこそ、情で愛染夫妻に自由を与えたりはしないで欲しかった。その結果、鈴ちゃんは手元から去っていったんだから、津軽にとっては自業自得とも言えるけれど・・・。春時の一途な想いを知っているだけに、なんとも言えないラスト。

2016/10/20

[sio]

もう、お約束街道まっしぐらなんだよね、完走するけど 記憶喪失展開で一番痛々しいのは津軽じゃなくて春時だよ てか途中から空気になっちゃったけど平賀さんが一番オススメ物件なんだけどなぁ

2016/11/11

[こと]

記憶喪失の鈴ちゃん。平賀といい感じなのにな～と思ってたら大どんでん返しで春時さんが鈴ちゃん持って行っちゃったよ～～しょうがないよね～メランコリアの津軽わけわかんない人になってません？そう思うのは私だけ？？記憶が戻った時相当モメるだろうなあ・・・

2016/09/15

[しゅてふぁん]

津軽が頑張ってるのに報われない。この先も鈴子は苦しむことになるのかな。もうこの辺りでいいのでは…と思ってしまうよ。

2016/08/19

[ako]

鈴子を助けたのが何で春時なんだろう。津軽だったら良かったのに…津軽が最近露骨に焦ったり悲しそうな顔をしてる。　鈴子の真っ直ぐさからおじい様が弱々しいただの寂しい老人になってきたけど、逆に愛染は鈴子を自分のものにしようとなりふり構わなくなってきた。とりあえずはこの事件が落ち着いて欲しい。そして鈴子には記憶が戻らなくてもまた津軽を選んで欲しい。

2016/09/14