GA文庫<br> 我が驍勇にふるえよ天地 ~アレクシス帝国興隆記~

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GA文庫
我が驍勇にふるえよ天地 ~アレクシス帝国興隆記~

  • ISBN:9784797387391

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内容説明

天下無双――アレクシス大帝、レオナート一世の驍勇は真実そう評される。
しかし、後に大陸統一を果たす彼も、若き日には“吸血皇子”の汚名を着せられ、故郷を奪われた、武骨で不器用な青年でしかなかった。
これは、大反撃の物語である。

再起を誓ったレオナートはまさに一騎当千!
そして一本気な彼に惹かれて集うは、神とも魔物とも例えられる数多の名将、賢者、才媛、奇才。
やがて彼らは腐敗した祖国を呑みこむ一大勢力となり、群雄する大国全てと渡り合っていく!

痛快にして本格――多士済々の英雄女傑、武勇と軍略が熱く胸を焦がすファンタジー戦記、堂々開幕!!

※電子版は紙書籍版と一部異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

海猫

77
戦記ファンタジーの定番を押さえて、手堅く仕上がっているので安定感がある。無骨な作風も硬派で味わい深いが、ライトノベル的には少し素っ気ない気がしなくもない。そのへん次巻以降、主人公以外のキャラクターに華が出てくることに期待か。まずは上々の導入部。2018/04/11

よっち

38
防衛戦の最中に味方の裏切りに遭い、師とも仰ぐ叔母と故郷とも言える領地を失ってしまった吸血皇子・レオナートが、仲間を集め再び立ち上がるファンタジー戦記。貴族たちが権力争いに明け暮れて内憂外患を抱える斜陽の帝国、その中で失ったものを取り戻すために地道に準備していたレオナートと仲間たちがついに迎えた転機。レオナートと彼を支えるシェーラを始めとする群像劇ならではの登場人物たちはそれぞれ存在感があって、今回の因縁にきっちりと決着を付け、裏で暗躍する存在も明らかにしてゆく展開は良かったです。今後の展開が楽しみですね。2016/07/13

Yobata

31
帝国の防波堤として敵国と戦うも,大貴族の裏切りにより師と仰ぐ叔母と領地を失い,吸血皇子と蔑まされることになったレオナートは、同じく叔母を師と仰いでいた軍師シェーラと共に伝説伝承を用いて立ち上がる…、「ワルブレ」にあわむらさんの新作,本格ファンタジー戦記もの。叔母の教え,故郷アレクシスの思いを胸に、貴族の圧政が蔓延る中、吸血皇子と虐げられながらも民意を味方につけながら、数々の戦を制していくと、痛快にして本格の文言通りの痛快さと本格さだったね。無双を誇るレオナートの力に加え、シェーラの伝説伝承を交えた奇抜な→2016/07/14

わたー

29
★★★★★時代を逆行するかのような、骨太の戦記物。面白かった。腐敗貴族の陰謀により、稀代の傑物で親代わりの伯母を、その領地ごと奪われた主人公の再起の物語。1巻ですでに山場がいくつも入っているため、途中で飽きがこなかった。また、伝承と信心を軸にした、人の心を誘導する策の数々は、派手さこそ少ないものの、世界観に上手くマッチしていてよかった。唯一の欠点は、色ボケ軍師の存在だろうか。そのお陰で、物語が柔らかくなっていたとは思うが、渋い展開には合わないかなあと。2016/07/16

ノリピー大尉

27
突如として侵攻してきたアドモフ帝国によって、クロード帝国は国境の地アレクシス州を占領された。敗残の後、帝都に生還した第8皇子レオナートを待っていたのは、汚名と屈辱だった。やがてレオナートは、アドモフ帝国侵攻の裏に巨大な謀略があることを察知する。 不遇から身を起し、後に大陸を統一する皇帝レオナート1世の物語。 「戦場において最も辛抱強い者、粘り強い者、それを古の昔より名将というのだ」(124ページ) 歴史物語なのに「なる早でやります」のようなセリフがあって、少々違和感あるが、ストーリーは面白い。2019/11/24

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