内容説明
アドモフ帝国、陥落! 遂にレオナートは一国を担う為政者となった。
その驚くべき報せは諸国へと轟き、パリディーダ帝国へと出征中だった“冷血皇子”キルクスの耳にも届く。
「今だ。俺の帝国を獲りにいく」
一方、レオ台頭の報せに揺れる首都クラーケンの混乱は、ありえざる客――南方帝国ガビロンの侵略軍を招き入れてしまう。
その四太子にして武の麒麟児、兵にも慕われるカトルシヴァが陽気に親征を開始する!
レオ、キルクス、カトルシヴァ、それぞれの想いを胸にした、三つ巴の戦いの行方や如何に――!?
魔法がなくても熱く燃え上がる痛快戦記ファンタジー、第8弾!! ※電子版は紙書籍版と一部異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
29
アドモフ統治の準備を着々と進めるレオナート。一方パリディーダ帝国へと出征中だった冷血皇子キルクスも動き出し、首都クラーケンの混乱が南方帝国ガビロンの侵略軍を招き入れてしまう第八弾。着々とアドモフの人材を招き入れて随分陣容が厚くなった一方で、それを無視できなくなった各陣営も動き出した転機。斜陽だったとはいえあまりにもあっけないクロード帝国の終焉でしたけど、三つ巴の戦いに収束していく中でキルクスとの関係にどう決着をつけるのかは気になるところ。印象的なエピソードを重ねた末にあった結末はちょっと切なかったです…。2018/08/10
わたー
18
★★★★★やっとの思いでアドモフの内乱を鎮め、戦後処理により自分たちの地盤を固めようとした矢先、今度は冷血王子ボレアスが動き出す。それと同時にガビロンも侵攻を開始し、三国が互いに覇を競い合う三つ巴の戦いに。巻を重ねるごとにスケールの増していく戦にワクワクが隠しきれない。今回はまずは小手調べ。本格的な戦争は次巻以降に持ち越しになるが、それでも満足感が損なわれなかったのだから流石だ。2018/09/14
やまと
15
アドモフを攻略し地盤を固めていくレオだが激動の8月はまだまだ終わらない。前半はまさかのレオの女性観を含めた静を描き後半にかけて怒涛のような動を描くバランスの良さはさすがでした。錚々たる面々が集い向かうところ敵なしのアレクシス軍が冷血皇子キルクスと南方帝国ガビロンの麒麟児カトルシヴァとの三つ巴の戦いに引きずり込まれていく。そしてこの戦いはレオにとって大きな転換点となるもので、レオがどう向き合っていくのか気になるところ。それに加えて帝国も大きな転換点を迎えていてその行く末にも目が離せない。2018/08/23
dorimusi
11
ページ数多いけど、アドモフ占領後の戦後処理が結構分量あるので進展はそこまででは無いかな。移動距離は結構ありそうだけど。 しかしクロードの腐敗貴族も本当に人間そこまでアホになれるのかなーーと思ってたので、意外と皇帝の最後は良かった。いや死に方としては嫌すぎるけど。宝剣の事実はちょっと驚き。皇帝の親心はレオナートには伝わらんのだろうね。まぁ今更伝わっても困るだろうけど。 3つ巴の戦いは面白かった。久しぶりに窮地になってたし。優秀で子供の頃から面倒見てくれた副官は死にやすいポジションだよなーと。2022/01/29
真白優樹
11
レオの国落としの報を聞き、冷血と称されるキルクスが国盗りに動き出す中、南方からの侵略者が帝国首都に入る今巻。―――巨大な斜陽は落ち、深く昏い時代が到来する。新章開幕、その号砲となるかのように腐敗を極めた帝国が内部から食い破られ、滅亡する今巻。賢者も愚者も等しく歴史を回す歯車となる中、今巻も痛快無比な活躍を見せつけるレオ。そんな彼に試練を告げるかのように彼等の軍の弱点が示され、レオの傍らの星が堕ちる巻である。此れより先は誰もが等しい位置の三つ巴。混乱する時代、次の戦いは何処か。 次巻も須らく期待である。2018/08/13
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